誰に、何される？【ハイキュー!!】【短編集ver.】 (ページ19)

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隠れた右目 Teturou Kuroo ページ19

ー黒尾鉄朗

｢厨二病ぇ…｣

黒尾｢いきなりかよ…てか、なんでだ？｣

確かにいきなり過ぎる。

慣れてるけどな←

｢みーぎーめー！｣

黒尾｢あ、これか寝癖って言ってんだろ？｣

｢知ってる｣

体育館の隅っこ。

はたから見たら、イチャついてる様に見える？

んだろうな。山本すげぇ睨んでる。

｢なんで、これなの？｣

黒尾｢なんとなくだろ｣

｢顔出した方がいいんじゃない？モテるよ？｣

そう言って、髪の毛をぐしゃぐしゃと

撫でた、俺の気も知らないで。

黒尾｢どうやって、顔出すんだ？｣

｢こーやって…オールバック☆｣

ーﾊﾟｼｬｯ

黒尾｢写メるな、A｣

｢や、…いいでしょ？別に｣

そう言ってかなりご機嫌な様子で、

スマホをいじる。

黒尾｢何ー？かっこよくて、惚れたかー？｣

｢え、うん、…はぁ！？｣

黒尾｢おまっ！？｣

うんって言ったか！？お前！？

真顔だったぞ、てか…。

顔真っ赤だぞ、A。

黒尾｢なぁ、本気なんだけどA｣

｢っ！？｣

ーﾄﾝｯ

黒尾｢好きなんだけど、A｣

要するに壁ドン。この状況利用させていただく

ここまで来て、押さないわけないだろ。

黒尾｢なぁ、A｣

｢え、ちょ、ま、っ｣

黒尾｢お前のそういう所好きだ、A｣

俺は、邪魔な髪をかきあげた。

そして、額にこつんとぶつけた。

黒尾｢返事、くれよ｣

｢好きだよ…さっきの、かなり本音…だったし｣

そう言って、顔を背けようとする。

だから、それも好きなんだってバカか？

…それじゃ、まるで…

黒尾｢ふぅん｣

｢なに、そのは… んぅ…！？｣

黒尾｢だから、そういう反応反則だばか｣

うっかりで、キスをした。

そう言う事だ、嘘、可愛かったからついだ。

｢黒尾も、反則…だしっ！｣

黒尾｢は？｣

｢お、オールバックダメ…っ…！｣

は？お前さっきかっこいいって言ったろ？

ん？なんなんだ？

｢かっこいいからダメ！｣

黒尾｢嫉妬かよ、A…

お前の限定だ｣

いきなりか。

可愛すぎんだろ、A。

思わず抱きしめた。

黒尾｢そういうところ、

他の奴に見せんなよ？A｣