誰に、何される？【ハイキュー!!】【短編集ver.】

お酒と本音 Daichi Sawamura ページ13

ー澤村大地




今日はテストが終わったので、





Aの部屋でお疲れパーティー。




｢はい、大地。大地のお陰でテストOKだった｣





大地｢さんきゅ、ブドウｼﾞｭ-ｽか…｣





｢うん、、それしかなかった｣




そう言ってベットに座る、A。




受け取ったジュースを俺は一気飲みした。





大地｢やっぱ、こうぐっとくるな…｣





｢疲れてると更に美味しいよねー…｣





大地｢だよな、なんでも美味いよな｣





そう話しているうちに、何故かわからないが




身体がどんどん熱くなっている。





｢でさー…ん、なんか…お酒く…ぁぁぁぁ！？






大地！？ごめん！それ！お酒！！｣




大地｢…ふぅん、だから？｣





｢大地がお酒で壊れた！？｣






自分の缶を、ベットサイドに置いて




俺のお酒を取り上げようとする。




俺は、素早くー



｢ひっ！？｣



大地｢うるさい、A｣




｢えっちょっ｣




手首を掴みベットに押し倒した。





微かに香るブドウの匂いが、俺を惑わす。




大地｢腹チラとか、誘ってんだろ？｣




｢違っ…偶然だけど！？｣




大地｢じゃあ、胸元が思いっきり空いてるのは｣




そう言うと、顔を背けた。




腹チラは、偶然か…。



で、胸はー…




｢ちょっと…狙ってました…｣




大地｢だよなぁ、首筋なんか見せつけて。





お構いなく、そうさせてもらうか｣



｢え｣



そう言うと耳が一気に真っ赤になった。




酒飲んだ男に待ったはナシだよな？A。




大地｢何真っ赤になってんだ？｣




｢やっ、酔ってるくせに！？





酔った勢いなんて…っ｣




大地｢…っ！｣






ーその言葉に急速に覚めていく。







何してんだよ、俺…っ。




大地｢…今から言うのは、本心。｣





｢押し倒したまんまか｣





大地｢空気読め｣




Aも酒が入ってるだろ。




いつもは、今以上に空気を読めてるだろ。





大地｢いつも、部屋に入れたりして。





無防備にされて、正直それ以上に見られてない




そう思って、耐えてた｣




｢…｣




大地｢今ほろ酔いだけど。




こんな事が無かったら、言えなかった。






好きだ、A｣




｢…うん、好き｣





大地｢…だから、それが無防備なんだっ｣




笑顔で好きなんて言うな。




それが、俺を惑わすんだ。















大地｢そんな顔、俺以外見せんなよ？｣




俺は思い切り抱きしめた。

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