秘密３ ページ5
貴方side
さて、今から放課後の部活だってところだけど…
気分が最高潮に悪い。
吐きそうだし、頭痛いし。
『…休もうかな。』
と、思ったけど。
「A、一緒に行こっか！」
徹がわざわざ迎えに来た。
素直じゃない私は人に助けなんて求められない。
しんどいって言えない、この性格が恨めしい。
『…今行くー。』
立ち上がるのすら一苦労。
「やっぱり、体調悪いの？」
『いや全然。ピンピンしてるから。』
そんな嘘は簡単につけるのに、助けは求められない。
「…部活休む？」
『いやいや、元気なのに休むわけないでしょ。』
あと４時間もしたら家に帰れる。
それくらい耐えろ、私。
『はい、さっさと行くよ。』
徹の背中を弱々しく叩き、体育館に向かった。
『失礼します。』
体育館に挨拶をしてから足を踏み入れる。
荷物を置いて、ネットを立てる手伝いをする。
「A、座ってていいよ。」
『大丈夫だってば。しつこい。』
必死に大丈夫なフリをしているのに何度も繰り返す徹に腹が立った。
「倒れられでもしたら心配するでしょ。」
『本当に大丈夫だから。自己管理くらい自分でする。』
本当は自己管理もできてないくせに口だけは達者だ。
徹に早く部活を始めるように促すと渋々部員にアップを取るように指示を出した。
「スパイクするよ！」
アップを取り、少し経った頃に私の出番が来た。
ただ徹の頭上にボールを投げるだけだけど。
ボールかごを引きながら徹の前に立ち、ボールを次々上げる。
『ナイスキー。』
いつもならアドバイスもするけど生憎そんな体力は残っていない。
数十球ボールを投げた時、頭に鈍器で殴られたような痛みが走った。
視界が一気に真っ暗になり、その後の記憶はない。
．
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影国赤(プロフ) - 佳菜さん» コメントありがとうございます！
そんな嬉しいこと言われたら…頑張っちゃいますよ(笑)← (2016年2月4日 23時) (携帯から) (
レス) id: d0b3ca9761 (このIDを非表示/違反報告)
佳菜(プロフ) - うっ、泣きそうですぅ・・・！もうあなたは天才ですね！ (2016年2月4日 21時) (レス) id: 222db39693 (このIDを非表示/違反報告)
影国赤(プロフ) - アリスさん» コメントありがとうございます！いえ、来てくれたことが嬉しいです！
泣かせちゃった!？ご、ごめんなさい(笑) (2016年1月30日 12時) (携帯から) (レス) id: d0b3ca9761 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 新作おめでとうございます！(遅くなりました！)うぅ〜(;~;)ﾎﾞﾛﾎﾞﾛなんで泣かすんですか…！もう…。 (2016年1月30日 1時) (レス) id: 889391c569 (このIDを非表示/違反報告)
影国赤(プロフ) - サマレコさん» にろイケメンだよね・ (2016年1月23日 20時) (携帯から) (レス) id: d0b3ca9761 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：影国赤
| 作成日時：2016年1月16日 10時
