２日目 ページ48
全日本バレーボール高等学校選手権大会。
通称、春の高校バレーの宮城県代表決定戦が始まった。
仙台市体育館にバレー部みんなでバスで向かう。
ここではIH予選のベスト８、そして春高の一次予選を勝ち抜いた８チームの計１６チームで一つの代表枠を争うのである。
私達３年生には、一番最後の公式試合。
２年間半強、この高校バレーに熱を注いできたことを、証明する場でもある。
１日目の新山工との試合は難なく終わり、今日も伊達工との試合は少しひやっとする様な場面もあったし、新しい選手も出ていたけれど、２−０で勝てた。
『分かってはいると思うけど第２試合は烏野高校で。
私とひなは上のギャラリーで見てるからね。』
公式試合ではマネージャーは書類に名前を書いた一人だけの入場が許されている。
私達は必然的に応援団と一緒の観客席にいることしかできない。
及川「A、花園。
勝ってくる。」
岩泉「任せとけよ。」
花巻「ラーメンもかかってるからな、負けられねーよ。」
松川「俺チャーシュー大盛りな。」
国見「俺はいつも通りに行きまーす。」
金田一「国見、もうちょっとやる気をだな…
精一杯力出し尽くしてきますっ」
渡「守りは任せてください！」
京谷「うっす。」
コートに入っていく選手たちが、私とひなに掌を合わせて一言づつ宣言をしていく。
中にはお決まりのラーメンの話をしていく二人がいて、こんな時でも冗談を言っていくのだから逆に心配なんてしている私がばかばかしく感じてくる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 134人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あやにゃん(プロフ) - hatajimamomokaさん» momokaさん、コメントありがとうございます♪ 若干話が迷走してはおりますが、最後までお付き合い願えたら光栄です( *´艸`) (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
hatajimamomoka(プロフ) - このお話めっちゃ好きです！更新頑張ってください！ (2020年3月7日 16時) (レス) id: 366eb10de3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あやにゃん | 作成日時：2019年11月23日 22時
