一件落着 ページ33
『はぁ…一件落着、と』
状況を説明して学校の警備員さんに引き渡す。
とりあえず４人の女子は何処かへ連れて行かれたわけだ。
徹達が証拠のビデオを少しいじっている間に私はスマホでクロ君にメッセージを送る。
もう少し時間がかかるかも…送信。
花園「さすがに最後の煽りはひやっとしたよ、A…
もう、体調万全じゃないんだから」
ひなに抱きつかれて、彼女の胸の膨らみに押し潰されそうになりながら、頭をなでこなでこされる。
優しい匂いに包まれて安心する…私はもしかしなくても匂いフェチなのかもしれない。
花巻、松川「「しーのーはーらー」」
徹とはじめと４人で話していた彼らが、ぴったりとくっついている私たち二人のもとにやってきた。
目を細めて、とてもいい笑顔なのが怖い。現に、開かれた目は全く笑っていない。
『はーい』
小さく返事をしてみる。
なお、怖くて声が裏返りそうになったのは内緒だ。
花巻「確かに、ね
篠原が囮してくれたので証拠が一瞬出揃ったのは認めるよ、うん。」
松川「でもねぇ…
もうちょっと俺たち仲間を頼ってくれても、いいんだけど？」
岩泉「だな。
ちなみにあの４人がもっと仲間を連れてたらどうする気だったべ」
及川「ま、
だとしても及川さんが守ってあげたけどね。」
ひなから離れた私は徹に過剰なまでにくっつかれる。
…まぁ、前にもこんなことあったし、みんなには心配かけてるし申し訳ない…
ぺたぺたと、体に傷がついてないかと触られてくすぐったい。
みんな見てるんだからちょっと自重してほしいんだけど。
するりと彼の手を抜けて、みんなの前でお辞儀をする。
『みんなありがとう、助けてくれて
今度からはちゃんとほうれんそう、します。』
自分に足りなさ気味な報連相をこの残りの３ヶ月くらいの抱負にしよう。
年末には達成できているといいものの、多分人間そんなに早くは変わらないから期待するだけ無駄な様な気もしなくもない。
とはいえ何事も一歩からだ。
浅野「A先輩、今出来なさそうとか考えましたねー」
頬を膨らませて起こる彼女のバックにはぷんすこ、と可愛いオノマトペが出現しそうだ。
腰に手を当てて私を少し見上げる彼女の頭をちょっと撫でて、返事の代わりに笑顔を浮かべた。
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あやにゃん(プロフ) - hatajimamomokaさん» momokaさん、コメントありがとうございます♪ 若干話が迷走してはおりますが、最後までお付き合い願えたら光栄です( *´艸`) (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
hatajimamomoka(プロフ) - このお話めっちゃ好きです！更新頑張ってください！ (2020年3月7日 16時) (レス) id: 366eb10de3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやにゃん | 作成日時：2019年11月23日 22時
