りんご ページ23
ー自分視点ー
黒尾「もう、お熱いところ見せつけられちゃった」
木兎「ヒューヒュー」
と、再びメイド服に着替えた私がステージの裏の更衣室から出てくれば４人が、正確にいえば二人が私をからかってくる。
研ちゃんは目立つためか嫌そうにクロくんを突いている。なお、つついてもやめないようなので諦めて他人のフリをし始めたのだが。
『もーからかわないでよ』
とか言いつつも、にやけてしまうのは事実だ。
緩い口角を両手で隠して４人の元へと行く。
なお、徹は次の衣装のことで冬木さん達と話しているので当分は出てこなさそうだ。
なんでも、投票の結果発表１時間前の最後のステージは特別で、みんな気合が入っているのだ。
『と、いうことで私は１５時のステージまでまた少しカフェで働かなきゃいけないわけなんだけど…
もしよければケーキ食べる？』
カフェの方は残念ながら整理券配り終えてるので入れないし、友人だからといって入れてあげるわけにはいかない。
でも私の分の持ち帰りのケーキが昨日、一昨日二個づつまだもらっていないので、いまもらいに行っても良いだろう。
ブランチでもアフタヌーンティーの時間でもない今は多分一番空いているだろうし、ケーキの在庫の方も余裕がありそうだ。
孤爪「あ、アップルパイとか…」
珍しく目を輝かせた研ちゃんはアップルパイが好きなようだ。
パイはなかったけど、確かりんごのケーキは出していたはず。キャラメルソースがかかっていて、りんごとナッツの食感がたまらないと試食段階でかなり好評だったやつが…
『パイ、ではないけどかなり美味しいリンゴケーキはあるよ。』
そう聞いた彼は一層目を輝かせて割と意欲的に行こうと、言った。
お…おう、と久しぶりにこんな研磨みたと呟くクロくんと、興味深そうに見る京治くん、ケーキが食べたくて同じくテンション高めの光太郎くんを引き連れて、再びカフェに向かうのだった。
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あやにゃん(プロフ) - hatajimamomokaさん» momokaさん、コメントありがとうございます♪ 若干話が迷走してはおりますが、最後までお付き合い願えたら光栄です( *´艸`) (2020年3月7日 19時) (
レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
hatajimamomoka(プロフ) - このお話めっちゃ好きです！更新頑張ってください！ (2020年3月7日 16時) (レス) id: 366eb10de3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あやにゃん | 作成日時：2019年11月23日 22時
