準備 ページ11
狂犬ちゃん、こと、京谷くん2年が部活に帰ってきたり、ひなと花乃ちゃんと街に行ったり、春高予選の諸々が決まったりしてきた9月…
七瀬「篠原っ、ステージのこの時間埋めるはずだったグループのセンターが怪我したみたいで中止、そしてこのコンビは海外でロケだったらしいけどストライキで電車が動かなくて間に合わない可能性が高いらしいから断りの電話がきた。」
クラスの出し物、アフターヌーンティーサロンの飾り付けを裏庭の上にあるガゼボ周辺でしていた。
基本的にはここを占領するのは難しいとされているものの、うちのクラスには私と徹とひながいるので簡単に場所取りができたわけだ。権力ってこういう時に使うのネ。
本格的なお茶を提供したいということで、キッチン監修にはクラス委員の冬木さんの家で家庭教師をしているイギリス人女性を招き、スコーンやサンドイッチ、もちろんお茶の入れ方まで指導されているとのこと。
それだけではもちろん時間的な問題と、敷居が高いかもしれないので、もう一人のクラス委員のメガネくんの家のシェフ(フランス料理が得意らしい)がケーキなどの監修をしてくれるという。
この場で食べるのはもちろん、お持ち帰りも大丈夫。という収入が2倍の寸法である。
…ここまでは順調だったのに…
『この時間はちょうどお昼ご飯の時間で人が集まりそうだったのに、抜けるときついね…
お笑いコンビの方は割と周りにくることが知られてるから…どっちも埋めないと。』
なぜよりによってこの二組か…
七瀬「軽音部とオケ部に当たってみよっか?」
ステージでの催し物のリストに素早く目を通す彼はその二つの部に目をつけた。
…確か今年のオケ部はコンクールの上位まで進んでるからそれの課題曲のせいでレパートリーが少ないと聞いたはず。
軽音部の方は確か大丈夫だけど、その後にどこかの教室で生演奏があったはず。スケジュールを完全把握しているわけではないから一概には言えないけど…
『軽音部と、そうだ、漫研が部室で出すやつのビデオ一本か二本出してもらえないか聞いてきて。
もしダメそうだったら体操部か新体操部に聞いてくる。』
七瀬「了解。
あと、一年の教室で何かトラブったらしくて篠原呼んでた。」
『了解!』
バタバタと持っていた飾りを預けて、カフェを後にした。
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あやにゃん(プロフ) - hatajimamomokaさん» momokaさん、コメントありがとうございます♪ 若干話が迷走してはおりますが、最後までお付き合い願えたら光栄です( *´艸`) (2020年3月7日 19時) (レス) id: 64c80b7f49 (このIDを非表示/違反報告)
hatajimamomoka(プロフ) - このお話めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2020年3月7日 16時) (レス) id: 366eb10de3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:あやにゃん | 作成日時:2019年11月23日 22時