【ワタナベ】可愛くない。【マホト】

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「いや〜Aさ、最近凄いよね」

「何が？」

「だってあのワタナベマホトさんとめっちゃコラボしてんじゃん、すごいことだよ?」

「あー」
































なんて会話を昨日、地元の友達としたばっかりなので、今日というマホトさんと初詣の日にとても会いづらい心境になってしまった。

いやまぁ、よく考えると凄いことだなぁとは思うけど。


今日は午前の人が少ないときに初詣、午後までぶらぶらという予定。

なのでいつも通りの私服を着てきた。

ちょっと寒いので、スカートは珍しくマキシ丈だ。


また私が早くついてしまったのもあるが、マホトさんがいつも通り遅刻してるので、あと何分かは待つ覚悟が必要そうだ。















「あっいた!」

「あけましておめでとうございます、今年もよろしくお願いします。」

「あ〜言われた!こちらこそよろしくお願いします」



結局マホトさんは予定の15分遅れ。

これでもマシな方だと思っているので特になにも言わなかった。


予想通り、1日でもない午前なので結構すいていた。

これならすんなり終わりそう。


だいたい10分ぐらい並んだのだが、その間に2人のリスナーさんに声をかけられた。




「えっマホトさんですかー!?」

「Aちゃんもいるじゃん!」

「えっデートですか?カメラないからプライベート!?」


多分女子高生。

テンションすげえと思いながら、騒ぎにならないようにと心のなかで祈る。

私は終始ニコニコしながら黙っていた。


「リスナーさん?ありがとねー。」

「大ファンなんです!写真とってもいいですか!」

「どっちと?」

「ああああ、それもとりたいんですけど、デート中のお二人をとりたいんです」


どういうことだ女子高生よ。

それを拡散するのか、否か。


「Aがいいなら全然いいよ。呟いてもらってもいいし」

「えっ、いいですけど、マホトさんこそいいんですか?」

「その方が荒れないだろうしねー。現在地とかどこにいたーとかやらなければ全然いいよ、特別ね!」















「おみくじいこ」

「あー私ひかない人なんです」

「まじ!?醍醐味なのに!」

「マホトさんひくならついていきますよ」









まぁ午後はいろんなお店に行って見たり買ったりしたわけなのだが。


TwitΔerでエゴサしてみたら午前中の女子高生のツイートを発見した。

思ったよりバズってて2人ですごい大笑いした。

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