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「Aも踊ろ」
マホトさんの家でごろごろと失礼ながらも寛いでいると、声がかかった。
唐突すぎて理解が遅れたが、いや何を踊るんだ。
その前に、なんで踊ろうと思ったのだ。
「…どういう心境ですか？」
「いや違うよ。わきをの企画で、ワロタピーポーを踊ってほしいんだってさ」
「ワロタピーポー？」
題名からして、私の知らない曲だろう。
マホトさんのパソコンから流れているその曲がワロタピーポーらしい。
聴いた感じ、結構好みな曲だったので、すんなりと了承を出した。
踊る部分は、サビとその後の間奏らしい。
▶ラブラブな二人の後ろでひっそり踊るカイトに笑った
▶Aちゃんがうまいw
▶終わった後にAちゃんが倒れて、その上にマホトも倒れるの本当仲良いな
⏫ちょっと嫉妬するわー
⏫Aほんといい子だから私はしないわ
好きと気付いてから、認めてから、些細なことが辛かった。
今回の動画だってそうだ。
このコメントを見て、マホトさんはどう思うのだろうか。
嫌だ、なんて思われていたと考えると、もう一緒に動画を撮らせてくれないんじゃないかとさえ思う。
今日を境に、またあまり会えない生活に戻るが、そうなってLInEができそうにないのだ。
この恋が叶うとは、一切思っていない。
マホトさんが面食いなことは知っているし、今までの彼女が全員可愛いのも知っている。
私は遠くかけ離れたブスなのも知っている。
諦められたら諦めたい程。
「どーした、大丈夫？なんかあったの？」
と、顔をのぞきこむ。
ほら、そうやって。
すぐ気付いてくれるから、余計に悲しくなる。
諦めたいのに、もっと好きになる。
顔を見られたくなくてそらしても、何度ものぞきこんでくるマホトさん。
私はずるいから、
「諦められないんです」
本人に、相談をした。
名前を伏せて。
マホトさんは親身になって聞いてくれた。
「俺だったら、諦めないけどね。」
だって結婚してる訳じゃないじゃん。
彼はそういって笑った。
帰り際、駅まで見送りに来てくれた。
寂しいことが知らないうちに顔に出ていたらしい。
「なにー？寂しいのー？」
ニヤニヤとからかうように聞いてくる。
「そんなことないです。友達いますもん。」
「ほんとにー？」
最後まで隠し通せたかは知らないが、写真を撮ってくれた。
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りょん(プロフ) - ありがとうございます！リクエストなんですけどしばなんの女性YouTuber運動会のお話書いて欲しいです！よろしくお願いします！ (2020年2月26日 22時) (
レス) id: 8a75743a1a (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - りょんさん» 大丈夫ですよ〜ぜひぜひ！ (2020年2月24日 20時) (レス) id: 73cbae2840 (このIDを非表示/違反報告)
りょん(プロフ) - とても面白かったです！更新待ってます！突然なんですがリクエストって受け付けてますか？？ (2020年2月24日 16時) (レス) id: 8a75743a1a (このIDを非表示/違反報告)
あずま(プロフ) - 更新待ってマース！ (2019年5月4日 15時) (レス) id: 40fd5da7d9 (このIDを非表示/違反報告)
まりこ - 更新待ってますー！ (2018年11月20日 17時) (レス) id: b7f5b4cae1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美羽 | 作成日時：2017年11月13日 21時
