▽四通目 ページ5
及川side
「ゴメン!岩ちゃん!レポート忘れちゃったから取りに抜けるね!」
「早くしろよ、クソ川!」
「分かってるって〜」
最悪だ。
明日提出だけどまだ手を付けていない理科のレポートを教室に置いてきた。
馬鹿だな。
これがなきゃ宿題できないじゃん。
俺は岩ちゃんを待たせていることもあってダッシュで階段を駆け上がる。
無我夢中で教室を目指していると、
ドンッ
人にぶつかってしまった。
「ゴメンね!大丈夫?」
相手は可愛い女の子。
身長的にまだ一年生かな?
「わ、私こそごめんなさい!私は大丈夫ですが、先輩はお怪我、ありませんか?」
一瞬ちょっと驚いた顔をされたけれども、必死に頭を下げている。
面白い子だな。
普段こんなときは普通にゴメンで済んじゃうからね。
そう俺は思った。
「良かったです。じゃあ…」
何か声をかけてやろうか迷ったけれども女の子は俺に怪我がないことを確かめると、足早に去ってしまった。
あまり校内じゃみない顔だから少し気になる。
そう思ったので追いかけようか迷ったけれど、岩ちゃんが怖いからやめた。
ラッキーアイテム
革ベルト
3人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
46ねこ(プロフ) - 続編、出来ました。よろしくお願いします。 (2015年10月5日 22時) (携帯から) (レス) id: 50f32b6bab (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:すず乃&46ねこ | 作成日時:2015年9月7日 17時