第1話 (In) ページ1
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────確かに、最近かまってあげてなかったと言えばそうかもしれない。
もうかなり長い付き合いだし、出会ったころのドキドキなんてのも昔の話。
『だから…。』
なんて少しも言い訳にもなってないけど、
ついに彼氏の悪いクセが出た。
・
・
「───…いいじゃですか〜そのくらい。バレなきゃいいだけの話ですよ」
「そうだけどさ…」
「知ってますよ、もう長いこと同じ人と付き合ってるんですよね？しかもあの及川先輩が浮気もせずに！」
「…あのって何」
「昔。ていうかその人と付き合う前は、彼女がいてもいろんな子に手を出してたって有名な話です」
「そ、今は辞めたんだよ」
「よく我慢してますね〜！でもそろそろ一回くらい……ねぇ？」
「………………」
「それに得意じゃないですか？バレないように浮気するの」
「…そんなのもう忘れたから」
「……でも、まだ完全には治ってないでしょ？及川先輩の浮気グセ 」
「…………… 」
「ね、これが最後だと思って──」
放課後、この学校で一番人が寄り付かない理科準備室。
少し薄暗く、廊下の1番奥という進んで人が来ない場所だ。
そんな隠れて何かをするにはピッタリな場所で、女がすり寄る形で密着する男女2人。
滅多に人が来ないという安心感からか、スライド式のドアは半分閉め切れてないままだ。
・
────そんなドアに私は背中を預ける。
「──…及川先輩のキス、好き…っ」
「……ん…っ…」
中から聞こえてくる甘ったるい声。私は腕を組み、それを静かに聞き続ける。
「─────……残念だよ。徹」
ここで始めて私は絡み合う2人に目を向け、手に持っていた携帯でその姿を写真に収めた。
「………バレないように、ねぇ」
目の端に映っただけ吐き気がする光景を私は
「─────っ、何か鳴った…？」
「…え？何も聞こえませんでしたよっ…それより、余所見しないでください…ッ＿」
「………わかってる、」
─────じゃあ必死で隠してみなよ。徹。
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白鈴(プロフ) - リッターさん» 最初の頃のコメントでも書きましたが、恋愛裁判を聴いてるときに思いついたこの小説です。なので似ていると思います。ありがとうございます嬉しいです（＾Ｏ＾） (2015年10月24日 13時) (
レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - ☆SIRONEKO☆さん» 1話目を思い出してください。← 嘘です及川さん根はイケメンですよねうん。コメントありがとうございます（＾Ｏ＾） (2015年10月24日 13時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 緑猫さん» いえええぇぇえい↑↑…ありがとうございます。大好きなんです、そして逆も然りですよ（＾Ｏ＾）頑張りますね (2015年10月24日 13時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
リッター(プロフ) - なんだか恋愛裁判みたいですね… けどとても面白いです！クソ川の癖にイケメン…(( (2015年10月4日 16時) (レス) id: 43803e6b67 (このIDを非表示/違反報告)
☆SIRONEKO☆ - 及川さんがあのクソ川さんだと思えない程イケメンだと思うのは私だけなのでしょうか。← (2015年10月2日 21時) (レス) id: cac7adbe1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白鈴 | 作成日時：2015年5月24日 19時
