第6話 怒(A') ページ6
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『───反省してる。Aのことが好きなんだ。だから別れるのだけは…』.
昨晩、徹から届いたメール。私はそれを眺めながら学校の校門をくぐる。
「─────まだ足りない。」
・
教室に入るなり徹と目が合った。
『おはよ!』と私に話しかけてきた友達によって遮られる私達の目線。
「おはよ、今日さ─── 」
「……………」
バツが悪そうに徹が顔を背けたのがわかった。徹の様子からは焦りや反省の色がヒシヒシと伝わってくる。
「─────…でも許せない」
度々私の頭をよぎるあのキスの光景。
私は気を紛らわせるため、友達に断りを入れて教室から出た。
「A……!」
直後、徹の声が背後から私を呼んだ。少しだけ振り返ると歩み寄ってくる徹の姿。
「本気で謝るよ!もう浮気なんて絶対しないから。今回だけ見逃してくれないかな…っ」
「……………」
そういって私の手を握ろうとする徹。少し触れたその手を私は軽く振り払う。
「……見逃す?そんなのムリ、徹が浮気したのはこの目でしっかり見たの」
あの時撮った写真を徹の前に突き出す。徹はわかりやすく唇を噛んだ。
「ねぇ、考えてみて?目の前で好きな人が他の誰かとキスしてるの。どんな気分?」
「…………好きな人…」
私を見つめてくる徹。そのまま徹を置き去りにその場から離れた。
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────…まずは、
私が怒りを痛いほど感じて。
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白鈴(プロフ) - リッターさん» 最初の頃のコメントでも書きましたが、恋愛裁判を聴いてるときに思いついたこの小説です。なので似ていると思います。ありがとうございます嬉しいです(^O^) (2015年10月24日 13時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - ☆SIRONEKO☆さん» 1話目を思い出してください。← 嘘です及川さん根はイケメンですよねうん。コメントありがとうございます(^O^) (2015年10月24日 13時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 緑猫さん» いえええぇぇえい↑↑…ありがとうございます。大好きなんです、そして逆も然りですよ(^O^)頑張りますね (2015年10月24日 13時) (レス) id: 15310db6cc (このIDを非表示/違反報告)
リッター(プロフ) - なんだか恋愛裁判みたいですね… けどとても面白いです!クソ川の癖にイケメン…(( (2015年10月4日 16時) (レス) id: 43803e6b67 (このIDを非表示/違反報告)
☆SIRONEKO☆ - 及川さんがあのクソ川さんだと思えない程イケメンだと思うのは私だけなのでしょうか。← (2015年10月2日 21時) (レス) id: cac7adbe1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白鈴 | 作成日時:2015年5月24日 19時