花子くんは 、あまい【 地縛少年花子くん 】

＃08 ページ8

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『 あ、あまね…？ 』


「 なぁに？A 」


後ろから私を抱きしめている彼


『 そろそろ、みんな来ちゃう 』


忘れちゃいけないのが、今は朝だってこと


「 ………あの生徒会長も？ 」


『 輝くんのこと？ 』


なんで輝くん？


祓われちゃうから？


『 輝くんなら、もうすぐ来ると思うよ。だからもう帰ったほうが… 』


「 帰らない 」


私を抱きしめる力を強くする普


輝くん来るって言ったじゃん


そう思ってると、いきなりドアが開いた。


「 A、おはよう……って君も一緒か 」


そう言って、普を睨む輝くんはすごく怖い。


『 お、おはよう。輝くん 』


私があいさつをするとニコッとした表情になり、ホッと安心する。


それより…


『 あ、あまね……、痛い… 』


さっきより強く抱きしめられ、身動きができない。


「 離さない 」


『 トイレまで送ってあげるから帰ろ？ 』


「 ……送ってくれるなら 」


そう言って、離してくれた普


「 はやく行こ。ここじゃ邪魔がいてイチャイチャできない 」


普は私の手を引いて教室を出る。


もしかして…


『 嫉妬してくれたの？ 』


「 ……あんなイケメンとAを二人きりにしたくないし 」


そんな彼の嫉妬に嬉しいと思ってしまう自分がいた。


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▽作者から


お気に入り100人突破、ありがとうございます。

これからも頑張っていきますので、よろしくお願いします。


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