浮気って…まぁいいけど？

2話 ページ3

家に帰って冷静になる。


本当にこれで良かったのかと、


徹とはもう別れるべきではないのかと、


今までの思い出が頭をよぎる。


優しい徹、照れた徹、喧嘩した時の徹、


何よりバレーをしている時の徹は本当にカッコよかった、


だけど浮気された。


何度繰り返してもやっぱり徹を好きな自分がいる。


浮気されたなら、


取り返してやる、


私が一番になってやる。


明日からどうしよう…


私は帰宅部だから部活はない。


徹は朝練があるから一緒に学校へ行くことはないけど…


よしっ、明日徹と一緒に学校へ行ってみるか、


私は徹に連絡せずに明日徹を家に迎えに行くことにした。


ーーーーーーーーーー


徹の家は私の家からは少し遠く歩かないといけない。


徹の家に着くとまさかの先客がいた。


徹の浮気相手であろう笹峰だ。


どうしよう…


そう考えているうちに家から徹が出てきてしまった。


まじかぃ！


一緒に登校してたんかーい！


てか迎えに来るのは笹峰なのね、徹、女子に迎えに来させるなよ、


あ、ちなみに徹が部活がない時に一緒に登校するときは私は迎えに来てくれてたからね！


歩き出した徹と笹峰を見て私は尾行する事にした。


朝早いので人出は少なく、2人の声は少し離れていても聞こえてくる。


及「昨日、大丈夫だったのかな…」


笹峰「だ、大丈夫ですよ！野宮さんも普通にしてましたし！」


私の話かーい！


まぁ無理もないか、いや、徹、大丈夫じゃないからね、


及「もう、笹峰とは一緒にいられないかも、しれない、」


笹峰「いっ！嫌です！なんで！私マネージャー辞めますよ？！」


及「ごめん！でも、Aにバレてるし…」


笹峰「じゃあ別れたらいいじゃないですか、」


及「えっ…」


ふざけんなよ！


別れるもんか！


徹！絶対別れないからな！


そう思って飛び出しそうになって声が出た。


及「…A？」


『あれ？2人ともおはよう〜！これから朝練かぁ！頑張れ！』


そう言ってちょうど会ったのを装って、走って角を曲がって逃げた。


あっぶなぁー、


いや、バレたのかな？


まぁいいや、

3話→←1話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す