who's love? ページ4
Aside
與『…A？』
「ｯ、…。」
…いけない。
普段はこんなこと、必死で考えないようにしてきたのに。
…また、不安になってしまった。
「…ごめん、何でもないよ。」
與『…、
…絶対会いに行くから。』
「ｯ…、！」
それなのに。
彼の言葉が、私のそれを
一瞬でかき消してしまうから
「…ごめんね、ほんと。」
私が今、何を思っているのかも
今までどんな気持ちで過ごしてきたのかも。
何も言わなくても、きっと
全部伝わっている。
全部伝わってしまうから…余計に苦しくて。
與「なんでや？そっちやって、ずっと仕事漬けな癖に…』
「ｯ…そんな與『俺がこっち来てから、ずっとそんな感じやろ。』っ、…そ、れは…。」
與『自分の身体は大事にしてや…それで
もし、取り返しのつかへん事になったら…俺…。』
「ｯ…、！」
その時。
真司郎の優しさが、そっと胸に染み込んだ
それはゆっくりと、でも確実に
私の心を満たしていって。
徐々に少しずつ、言葉にならない
大きな安心感に包まれる。
「…バカ。」
與『は、？』
「…嬉しかった。心配してくれて…ありがとう。」
與『ｯ…、！』
「本当は仕事、ちゃんと応援しなきゃいけないのに…悪い女でごめんね。
…待ってるから。」
？「誰を待ってんの？」
「ｯ…、！？」
ﾌﾟﾂﾝ、…ﾌﾟｰ、ﾌﾟｰ、ﾌﾟｰ……。
反射的に電話を切ってしまった
それと同時に…大きな後悔に襲われる。
？「…なんで切ったの、電話。」
…待って、どうして。
？「俺の声が聞こえたかもしれないから？」
こんな時に、どうして、また。
？「答えろよ、A。」
「たか、ひろ…、ｯ…。」
どうしてまた、貴方が…
ｯ…なんで、どうして…ｯ…。
何も考えられなくなった、その時。
？「…ちょっと。なにA先輩と與先輩の邪魔してんですか、西島先輩。」
西「…愛菜。」
フロアの向こう側から
誰かが歩いて来るのが見えた。
「ｯ…、！」
そして
中「すいません、お邪魔して…。
ほら、行きますよ。」
西「…ああ。」
その姿に見覚えがあるのも、また事実だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 497人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
朝比奈(プロフ) - しゅうたそ 雪菜さん» ありがとうございます…！(T_T) 気を付けてはいるのですが、どうしてもありますね、、気づかないうちに押してる場合が大半です(^^; (2018年9月4日 21時) (
レス) id: eacbcb07df (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈(プロフ) - あみさん» コメントありがとうございます！いえ、その朝比奈さんではございません！笑 逆にその文才が欲しいくらいですね、、笑 読んでくださりありがとうございます(^^) (2018年9月4日 20時) (レス) id: eacbcb07df (このIDを非表示/違反報告)
しゅうたそ 雪菜 - 朝比奈さん» いえいえ！これからも応援してるので更新頑張ってください！！たまーーにオリフラがなんでかついちゃうことありますよね！「消したのについてる！？」みたいな笑。 (2018年9月4日 19時) (レス) id: 9b2313e511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 朝比奈さんって小説出版してるあの朝比奈さんですか！？ (2018年9月4日 19時) (レス) id: d47467ced8 (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈(プロフ) - しゅうたそ 雪菜さん» ご指摘ありがとうございます…！何かの拍子で間違えて押してしまっていたようです…。気を付けますので、これからもよろしくお願いします(T_T) (2018年9月3日 17時) (レス) id: eacbcb07df (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：朝比奈 | 作成日時：2018年4月2日 15時
