who's love? ページ3
Aside
「ｯ…、！」
仕事が立て込んでいる最中、突然鳴り出したそれは。
私の胸の内を高鳴らせるには、充分すぎて。
少し苛立ち気味に携帯を確認したことなんて
すぐに忘れてしまう程に
文字盤に浮かんだ、"與真司郎"の文字が
嬉しくて仕方が無い。
その文字を確認するや否や、急いでその場を後にし
すぐさま人気のない所へ走った。
そして、やっとの思いで
その電話に出る。
「っ、もしもし…？」
與『…かわええ。』
「…、」
…はい、？
「は、？」
與『あー、やばい…会いたくなってしもた…。』
「っ、…」
與『…やから、いつも電話するの迷ってん。
声はこんなに近くで聞こえるんに…遠いから。
会いたくなる…。』
あー…もう。
電話越しの第一声が、"かわいい"だなんて。
ほんと、この人のこういうマイペースなところ。
いつも自分の言いたいことだけ先に言って、私の話は全然聞かないところ。
いつもなら突っ込んでしまうとこだけど…
離れてるせいか、それさえも愛しく感じてしまった
何より。
さっきの言葉が、嬉しくて嬉しくて。
また頬が緩んだ
…もう、ゆるゆるだ。
「私も、会いたいよ…。」
與『もー会いに行くわ、今度の休み。』
「は…、？！」
與『…嘘。』
「え、っ…。」
與『ぷっ…ははっ、…！
…ほんまやで、俺やってAに会いたい。』
今度は顔が紅くなる。
真司郎と居た毎日も、こんなだったなって思うと
少しだけ胸が痛んだ。
真司郎が日本を経ってからの毎日は
ずっと仕事漬けの日が続いて。
正確には、寂しさがそうさせたんだろう。
とにかく、何かしていないと落ち着かなくて
…不安だった。
前もこんな感じだった？、なんて。
たまに自問自答したりしたけど
彼が居なくなって半年近く経ってしまったせいか、もうそれすらも分からなくなってしまった。
ふとした時、リングを見る。
まるで、彼が居ない寂しさを紛らわすかのように。
そうすることで
少しだけ安心する自分が居た。
大丈夫、きっと…。
そう思いながら、一人過ごす毎日だった。
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朝比奈(プロフ) - しゅうたそ 雪菜さん» ありがとうございます…！(T_T) 気を付けてはいるのですが、どうしてもありますね、、気づかないうちに押してる場合が大半です(^^; (2018年9月4日 21時) (
レス) id: eacbcb07df (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈(プロフ) - あみさん» コメントありがとうございます！いえ、その朝比奈さんではございません！笑 逆にその文才が欲しいくらいですね、、笑 読んでくださりありがとうございます(^^) (2018年9月4日 20時) (レス) id: eacbcb07df (このIDを非表示/違反報告)
しゅうたそ 雪菜 - 朝比奈さん» いえいえ！これからも応援してるので更新頑張ってください！！たまーーにオリフラがなんでかついちゃうことありますよね！「消したのについてる！？」みたいな笑。 (2018年9月4日 19時) (レス) id: 9b2313e511 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 朝比奈さんって小説出版してるあの朝比奈さんですか！？ (2018年9月4日 19時) (レス) id: d47467ced8 (このIDを非表示/違反報告)
朝比奈(プロフ) - しゅうたそ 雪菜さん» ご指摘ありがとうございます…！何かの拍子で間違えて押してしまっていたようです…。気を付けますので、これからもよろしくお願いします(T_T) (2018年9月3日 17時) (レス) id: eacbcb07df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝比奈 | 作成日時：2018年4月2日 15時
