狗巻ちゃんは人見知り【呪術廻戦】【ヒロアカ】 (ページ29)

今日:14 hit、昨日:8 hit、合計:214,684 hit

回想ページ29

前も言った通り中学時代は不登校気味だった。

集団行動って本当に面倒。

私みたいな性格の人間からしたら尚更

こんな性格のせいで全然人と話せない。

そのせいで人をイラつかせる。

私みたいな人間はもちろんいじめの標的にされる。

女子生徒｢あのさぁ、いい加減普通に喋ってくんない？イライラするんだけど｣

私だって皆と普通に喋りたい。

でも上手く話せないんだもん。
思った事伝えられない自分自身に腹が立つよ

そんな事私に言われたって…

先生｢狗巻さん、聞かれた事言うだけじゃない。分からないなら分からないって言ってくれなくちゃ…｣

生徒｢あいつのせいでまた授業遅れるじゃん｣

生徒｢先生も当てなきゃいいのに｣

分かってる…

私のせい…

中学生2年になってから数ヶ月、私は孤立した。

大人になりかけている子供程加減を知らない。

最初は物が無くなった。

それは次第にエスカレートして、コソコソ隠されるのがだんだんあからさまになってきた。
殴る蹴るは当たり前、罵倒の嵐

最初はペンから体操

体操から教科書

教科書の次は集金した給食費が無くなって犯人扱い

弁解しようにも上手く話せない私は信憑性を高くする。

犯人は、私を虐めていた主犯。

彼女の顔を見るとニヤニヤと笑っている。

悲しくて悲しくて、呪い殺そうかと思った。

気づいたらクラス全員倒れていた。

教師も生徒もピクリとも動かない。

私は何故か血だらけ。

騒ぎになってお兄ちゃんが駆け込んできた。

喋ろうにも何故か喉が痛くて出ない。

そして何故か五条先生も飛び込んできた。
恐らく兄が連絡を入れたのだろう。

私は高専に保護された。

後で聞いたのだが私はパニックを起こして呪言を使ったらしい

大人数に使ったのもあるのだがその負荷は兄よりも重く喉はやられ、目を覚ましたのは1ヶ月後だった。

五条先生が上手く根回しをして狗巻家にも私が呪言を使った事はバレていないらしい。

なのでこれを知っているのは兄と先生だけだ。

あまりのも代償が重いため、使うのを禁止された。

その日以降私は転校を余儀なくされ、虐めの恐怖もあり転校先でも不登校になった。

それのせいで私の人見知りは拍車をかける事となった。