夢でいいから……

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宏太side

沈黙が流れる

Aは何も答えない。

涼「ねぇ、A？俺らって……

そんなに頼りないの？」

『えっ？』

驚いて目を丸くするA。

俺はAとはちょっと違う意味で驚いた。

でも驚いて直ぐに涼介に感謝してしまった。

涼「俺らはAには

頼りなく見えてるの？」

そう涼介が言うとAは

首をこれでもかと言うくらい全力で

振っている。

光「じゃ、教えて？Aが

今、抱え込んでる事。」

Aは俯いた。すっごく悲しそうに

大「A……お願い。俺らが

Aを守るから。助けるから……」

大ちゃんはそっとAの手を握る。

そんな大ちゃんの言葉がAの

心を打ったのか、Aは泣き出した。

『み、んな……わ、たし…ｸﾞｽﾞｯ』

大「大丈夫、大丈夫。

ちゃんとここにいるから。言ってごらん？」

大ちゃんはAを抱き締めて

背中を優しく摩っている。



『私……死んじゃうのっ！』



「「はっ？／えっ？」」

意味が分からなかった。

急に、Aが死ぬだなんて

『ごめん、なさい…ごめんなさ、い……』

Aは “ごめん” を繰り返してる。

侑「も、もう。いいんだよ？

ごめんね？つらかったね……」

いつの間にか大ちゃんはAの

横に移動して知念がAを抱き締めてた。

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