陸拾話 柱合会議 ページ13
「あぁ、口から心臓がまろびでそう……」
襲ってくる吐き気に耐えながら時を待つ
「失礼しましたァァあ!」
「うわっ」
勢いよく出てくる隠を避ける。
「行かなきゃ……」
しぶしぶ屋敷の敷地に足を踏み入れて挨拶をする。
「よく来たね、A。早速だけど今回の任務について報告してもらえるかな?」
「はい。今回の任務の鬼は―――――――」
つらつらと考えていた内容を説明する。もちろん平伏して……
ひとつ気になるのが師匠と胡蝶さんの視線だ。すごい生温かい視線を向けてくる。ほら、なんか保護者みたいな……
もうすげぇ喋りずらい。噛みそうになった時とか二人が一瞬ハラハラしたような表情になるのがすげぇ腹立つ。
「これで報告を終わります。」
「わざわざありがとう。そうか、家族ごっこか……」
今回の任務について今度は話し合いが行われた。
ちなみにお館様は咳き込み初めてしまったので一旦奥で休んでいる。
「だいたい最近隊士の質が落ちてんだよ。」
「地味に基礎的なことがまるで出来てねぇからな。」
「そもそも今回の任務に従わなかった奴もいる。そいつの育手を探して――――」
やだ!すごい帰りたい!!居心地悪いよォ!
「A!お前は派手に鬼を殺ったんだろうな!」
「あっはい。そりゃもう派手派手に…」
「さすが俺の継子だ!」
ぐしゃぐしゃとは帽子の上から頭を撫でられる
「それが宇髄の継子か!俺は炎柱の煉獄杏寿郎だ。」
「存じ上げております。私は宇髄天元様の継子の吟河Aです。」
そうか!と声が馬鹿デカい煉獄さん。目が怖いけど中々話の通じる方だった。
「そもそもお館様の御前で面をすることが失礼だ。お前の事情など知らん。取れ。」
「矛先が私に向いた。」
ネチネチした人が面を取れと言い出した。やばい……地獄絵図が再来してしまう!
2366人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
佑奈(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました!これからも応援してます! (2020年8月28日 13時) (レス) id: 4ea904291e (このIDを非表示/違反報告)
餡蜜 - 不死川さんと宇随さん、面白いです。フフフッ (2020年8月8日 19時) (レス) id: 2f84cbf165 (このIDを非表示/違反報告)
みるく - すごい文才だと思います!私、応援しています! (2020年4月22日 16時) (レス) id: 43416ff750 (このIDを非表示/違反報告)
寧夏(プロフ) - て、、低評価が着いたのですか…作者様の作品はすんばらしいので自信もってください!…私に言われても変わんないか笑評価して続編移ります!相変わらず最高です! (2020年4月5日 7時) (レス) id: addc97a0c8 (このIDを非表示/違反報告)
サクラミ - 面白すぎて辛いwww もうほんっとに大好きです! (2020年3月28日 9時) (レス) id: 2718317c45 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:AOI 3 | 作成日時:2019年12月11日 13時