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弐拾参話 蝶屋敷 ページ24

寝る時も食事中も入浴中も全集中の呼吸を止めたら四方八方から苦無が飛んできた。



これを永遠に続けられたくさんの時間をかけたが常中を習得することは出来た。


今の私の実力は十分鬼殺隊でも通用するらしい。

現在の年齢は15歳。師匠と出会って修行をし始めたのが12歳の時なので約三年もの間師匠による地獄の生活をしている。





「おいA!」

「はい、なんでしょう?」

「出かけるぞ。」



洗濯物の手を止め振り向けば隊服を着た派手な師匠が私を見下ろしていた。


急いで玄関へ向かい靴を履いて先に門へ行ってしまった師匠の背中を追う。



「何処へ行くんですか?」

「蝶屋敷。」

「?」


蝶屋敷というのは、なんでも蟲柱である胡蝶しのぶの私邸であり、負傷した隊士の治療所として使われているらしい。

師匠はよくそこで薬やら毒なんかを貰っているらしい。




「でもなんで私を?」

「蝶屋敷にはお前と歳が近い奴いるし顔見知りの奴ぐらいた方がいいだろ。」



涙が出そうになった。あの唯我独尊、自意識過剰を具現化したような男である師匠が私のために!




「私初めて友達出来るかもしれません!」

「女ばっかだからな。友達ぐらい出来んだろ。」



女の子しかいない蝶屋敷。友達候補は沢山居そう!




「お前のその性格なら友達ぐらい何人か居んだろ。」

「町の同年代の子はほとんどこの顔で半殺しにしてしまったんで!」


「………」



師匠が珍しく静かに引いた。

弐拾肆話 胡蝶しのぶ→←弐拾弐話 殺る気満々



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ぽてちまる(プロフ) - 夜にコメントしちゃってすみませんでした!!ありがとうございます^ ^これからも楽しく読ませて頂きます!応援してます!! (2020年5月2日 3時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - ぽてちまるさん» 指摘ありがとうございます!恐らくこれで見れるようなったと思います!すみませんm(_ _)m (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - シウさん» 編集遅れました!おそらく見れるようになったと思います…(><) (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
ぽてちまる(プロフ) - 私も見れてないです…(汗)気になる!!^ ^ (2020年5月2日 2時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - イメージ画像が見られません( ; ; ) (2020年4月20日 1時) (レス) id: 4722f65ee6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AOI 3 | 作成日時:2019年11月23日 19時

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