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拾参話 美少女の望み ページ14

「不死川さん。おはぎ作ったんで食べて下さい。」

「毒は入ってねぇだろうな。」

「派手に仲良くなってんな…」



あの稽古から数ヶ月。たまに宇髄邸にやってくる不死川さんとは私的には仲良くなれたつもりだ。


しかし食事をしたりする際、お面を少しずらすのだがその時は鬼に向けるレベルの警戒心を感じる。




「いい加減に私の顔に慣れて欲しいものです。」

「お前は俺にまた目潰しする気か。」

「私の顔見たらもれなく目が潰れるんですか?」

「俺は最近慣れてきたぜ。」



と言ってもまだまだ直視は難しいがなと、喋りながら頭を撫でられる。

そう、なんと師匠はここ最近で私の顔にだいぶ耐性がついてきており今では私の鼻から下を見ても固まらなくなった。


そもそも師匠は私の顔を見ても固まるだけでどっかの誰かさんみたいに倒れないし鼻血も噴射しない。さすが!




「いつかこの別嬪な顔をきちんと見てやりてぇもんだがこの顔面凶器野郎、成長する度に派手に綺麗になりやがるからな。」

「お前は少しは退化というものを知れ。なんならずっと泥でも顔に塗りたくっとけや。」

「すげぇボロくそ言う」



こいつら私を殺す勢いで追い込むな…



「でも…私も早くこのお面取って皆と顔合わせて笑い合いたいです。」

「……」



昔からこの顔のせいで友達は0。話しかけてくれる子も私の顔面破壊力で再起不能にしてしまう。



だから少しでも被害を最小限にするべく私は子供の頃から感情を殺した。

考えてみろ。国宝級の美少女の笑顔を。自意識過剰ではなく本気で死人が出てしまう。


「頑張ってお前の派手な顔面に慣れてやるからな。そんときは俺と嫁とお前で飯食って笑い合うぞ。」

「……師匠…」

「…俺も早く慣れておはぎぐらいなら一緒に食ってやんよ」

「いや、さねみんスケベだし無理ですよ。」

「……殺す!」



その後私とさねみんで怒り合いながら追いかけっこしました。

拾肆話 全集中の呼吸→←拾弐話 不死川稽古



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ぽてちまる(プロフ) - 夜にコメントしちゃってすみませんでした!!ありがとうございます^ ^これからも楽しく読ませて頂きます!応援してます!! (2020年5月2日 3時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - ぽてちまるさん» 指摘ありがとうございます!恐らくこれで見れるようなったと思います!すみませんm(_ _)m (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
AOI3(プロフ) - シウさん» 編集遅れました!おそらく見れるようになったと思います…(><) (2020年5月2日 2時) (レス) id: e5bf353bab (このIDを非表示/違反報告)
ぽてちまる(プロフ) - 私も見れてないです…(汗)気になる!!^ ^ (2020年5月2日 2時) (レス) id: 011d244725 (このIDを非表示/違反報告)
シウ(プロフ) - イメージ画像が見られません( ; ; ) (2020年4月20日 1時) (レス) id: 4722f65ee6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AOI 3 | 作成日時:2019年11月23日 19時

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