【あんスタ】演劇科のアイドル

15話 熱狂的ファン ページ16

今回翠が所属するユニットの【流星隊】がライブをするイベントに来れば若い女性はもちろん子供達もチラホラいる。



ライブが始まるのは午後で現在の時刻は昼。

屋台をまわっていれば後ろから「あの！」と声をかけられる。



振り向けば、そこには金髪が眩しい眼鏡をかけた美少年が頬を紅潮させていた。



「えっと………橘A君だよね！」

「あっはい……そうですけど………」



そう返事すると大きな目をキラキラ輝かせ彼は口下手ながらも自分の思いを必死に伝えてくれる。





「あっあのさ！橘君の公演毎回見てるけど本当に輝いてて……初めて見たときからずっとファンで………特にあのゲームを舞台にしていたのが好きで。」


「わぁ！ありがとうございます。」




休日にまで話しかけてくるなんて常識のないファンなのかと思ったら、どうやら僕のことを真剣に応援してくれているらしいので笑顔で対応する。



「もしかして同じ学校ですか？」

「うっうん！………一応アイドル科なんだけど……」

「えっ？」



アイドルに詳しくない僕が知ってるのは幼馴染が所属する『流星隊』と、先日会った朱桜君が所属する『knights』だけだ。



「すみません。僕アイドルに詳しくなくて……」

「あっそういえば僕肝心の自己紹介してなかった！」



わざとらしく咳払いすると彼は先程とは違いひょうきんなキャラで自己紹介をする。



「僕の名前は遊木真！『Trickstar』所属の二年だよ！」



遊木真…………遊木…ゆうき………ゆう……



「…………ゆうくん？」

「えっ！？」





………………………………………
非公開にしてました！すみません…

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