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玖拾漆話 師匠は神 ページ5

「久しぶりーAちゃん!相変わらず美人だねぇ…能面よりそっちの面の方が綺麗な瞳も見えるし似合ってるよ!」

「あぁ、ありがと」




先程まで師匠の威圧感に震えていたというのにこの変わり身の速さよ。




「三人とも巻き込んでなんかごめん」

「いや、Aが謝ることじゃないよ。気にしないで」

「でもうちの師匠ヤバいやつだし」

「柱は皆変わり者って聞くしさっきの見たしこれ以上は驚かないって!」





いや、炭治郎も我妻くんもこのゴリラの全貌をまだ見てないからそんなこと言えるんだ。





「いいか?俺は神だ!お前らは(ごみ)だ!まず最初はそれをしっかりと頭に叩き込め!!ねじ込め!!」


突然道の真ん中で止まり決めポーズをしながら支離滅裂なキチガイ発言しだす我が師匠



「俺が犬になれと言ったら犬になり猿になれと言ったら猿になれ!!猫背で揉み手をしながら俺の機嫌を常に伺い全身全霊でへつらう(・・・・)のだ。そしてもう一度言う…」






"俺は神だ!!"








·







·





「ね、ヤバい奴でしょ?」

「うるせぇA!へつらえ!ほら、今からお前は犬になれ!」

「わん」

「よし!派手に上出来だ。さすが俺の継子だ!!」





隣で絶句する我妻くん。
うん、分かるよ。私もね…いつかコイツを病院で見てもらおうと思ってる。手遅れかもしれないけど。


すると何を狂ったのか炭治郎がバビッと、挙手をする。




「具体的には何を司る神ですか?」



とんでもねぇ奴だ。

心做しか隣の我妻くんも同じことを考えていそう。なんだかんだ言って常識は彼が1番あるのかもしれない。





「いい質問だ。お前は見込みがある。」

「もうこの茶番終わらせてとっとと任務地に向かいません?」

「誰が喋っていいと言った?お前は今犬だ!ほら、鳴け!!」

「ヴゥヴヴヴヴヴヴゥワン!!!」

「誰が野犬の真似しろって言ったんだよ。もうお前は黙ってろ」

「なんでAちゃんそんなに物真似上手いの?」




そりゃ、いつもやらされてるからね。

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凪疾 - 続き待ってます、!本当に、! (8月16日 21時) (レス) @page9 id: 105e0f51c7 (このIDを非表示/違反報告)
歯磨き粉 - 更新待ってます!!お願いします (8月3日 3時) (レス) @page9 id: 391b553e6b (このIDを非表示/違反報告)
ゴルゴ14 - めっちゃ面白いです!更新待ってます…! (6月1日 19時) (レス) @page9 id: 5392cf95da (このIDを非表示/違反報告)
ふじか(プロフ) - ギャグセンスもあって文才もあって内容もとても面白くて一気に読んでしまいました。また更新されるのを楽しみにしています。 (2022年2月20日 15時) (レス) @page9 id: ae671ca5ff (このIDを非表示/違反報告)
りあむ(プロフ) - めちゃ面白いです!!更新正座待機してます! (2021年10月2日 14時) (レス) @page9 id: 5dcfb8d8c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:AOI 3 | 作成日時:2020年3月31日 22時

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