【鬼滅の刃】ヨコハマに放たれし月柱【文豪ストレイドッグス】

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路地裏へ着くと、血を流し倒れている谷崎さんとナオミさんがいた。


Aは致命傷では無いのを確認すると軽く止血をする。


太宰さんは太宰さんであの二人の戦いを止めてくれるだろう。







「羅生門…叢！」





「はぁーいそこまで」







緊迫した雰囲気に響く暢気な声。

この声と共に芥川の異能力、敦の異能力が無効化され力を失う。



太宰さんが異能力を使うと、前回と同じような体制で倒れた中島さん


『はぁ、太宰さん…』

「美人さんの行動は気になっちゃう質でね。こっそり聞かせて貰った」


太宰が黒い機械を手に持ち見せると樋口は焦った様にポケットを探る。すると出てきた物は小さい機械だった。


あれは太宰さんが彼女を口説いている時に入れていたもの

あれのおかげで音が聞こえてたのか…？


「太宰さん、今回は退きましょう。しかし人虎の実柄は必ず僕らポートマフィアが頂く」


ぽーとまふぃあ？と幾度かの聞いた事が無い単語が聞こえる。


「なんで？」


「その人虎には闇市で懸賞金が懸かっている賞金の額は七十億」


闇市、七十億…。中島さんは望んで異能力者になった訳じゃ無いのに

この世界も随分と理不尽だ


「へぇ、それは景気の良い話だね」


「ポートマフィアは必ずその七十億を奪う」


「では、武装探偵社と戦争かい？」


「やってみ給えよ。やれるものなら」


挑発的な笑みを浮かべる太宰。


「我々はこの町の暗部そのもの、たかが十数人の探偵社如き三日と待たず事務所ごと灰と消える」

「我々に逆らって生き残った物などいないのだぞ」


あの強者揃いの武装探偵社が消える…。そんなに大きい組織なのかポートマフィアは


「知ってるよその位」

「然り、他の誰より貴方はそれを承知している」

「元、ポートマフィアの太宰さん」


太宰さんがポートマフィア…



芥川と樋口はこの場から去って行く。二人の姿が見えなくなると太宰はAの方を向いた。

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