魔法の呪文【リドル・ローズハート】 (ページ10)

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Nine ページ10

…そのあとの話をしようか。

三人の不良の生徒は僕のオーバーブロットで重傷を負い、Aの件で退学。

僕は1週間の謹慎処分という名の療養が命じられた。

謹慎が明け、普通の学園生活が戻ってきた。

僕は図書室に毎日毎日、居られるギリギリの時間までAが帰ってくる方法を探した。

ｸﾛｳﾘｰ「ローズハート君。」

ﾘﾄﾞﾙ「学園長…」

ｸﾛｳﾘｰ「…時には、諦めるということも大切です。」

ﾘﾄﾞﾙ「無理です。僕の中には諦めるなんて言葉はない。」

ｸﾛｳﾘｰ「わかりました。くれぐれも無理だけはしないようにしてくださいね。」

ﾘﾄﾞﾙ「ありがとうございます。」

皆も自分のユニーク魔法を使ってAを取り戻そうとしてくれた。

ﾄﾚｲ「薔薇を塗ろう(ドゥードゥル・スート)っ…」

ｹｲﾄ「舞い散る手札(スプリット・カード)…」

～友達(親友)の為に～

ﾗｷﾞｰ「愚者の行進(ラフ・ウィズ・ミー)ッ！」

ﾚｵﾅ「王者の咆哮(キングス・ロアー)！」

ｼﾞｬｯｸ「月夜を破る遠吠え(アンリイッシュ・ビースト)…！」

～仲間(ダチ)を取り戻す為に～

ｼﾞｪｲﾄﾞ「かじりとる歯(ショック・ザ・ハート)。」

ﾌﾛｲﾄﾞ「巻きつく尾(バインド・ザ・ハート)…。」

ｱｽﾞｰﾙ「黄金の契約書(イッツ・ア・ディール)ッ」

～契約(約束)の為に～

ｶﾘﾑ「枯れない恵み(オアシス・メイカー)‼」

ｼﾞｬﾐﾙ「…蛇のいざない(スネーク・ウィスパー)」

～君とまた宴(パーティー)がしたいから～

でも、それぞれのユニーク魔法によって効力も違うし発動条件が合わないものもある。

それでも、みんなAを取り戻したいから一緒に方法を探してくれたりもした。

でも、やっぱり。Aは帰ってこなかった。
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ユニーク魔法が入れたかっただけの回…

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