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＊２０ ページ23

- 臣 side -




臣「ねぇ、もしさ俺が今お前のこと

すっごい好きだって言ったらどうする？」




「… 何言ってんの臣」




臣「もし岩ちゃんと出会う前に、

俺が好きだって言ってたらお前は俺を

好きになった？」




「…… 臣、私よく分かんない

何が言いたいの？」




臣「ははは！冗談、冗談だよ！

ちょっとからかってみただけ〜」




俺は不安そうに首をかしげるAの頭を

またポンポンって撫でた




臣「もう行こうぜ、

遅刻しただけでもけんちゃんうるせぇし」




俺は絶対お前を放さないよ

ずっとAの味方でいるから




他の男と付き合っちゃうのなんて嫌だけど

許せなかったけど、




でもそれがAの幸せなら、

俺は応援してあげるから…




臣「お前さ、彼氏できても

俺らのこと捨てんなよ？」




「そんなこと！するわけないじゃんか！

私らずっと一緒だって約束したじゃんか…」




臣「… だよな！」




だけど隆二は、

Aの幸せを受け入れてやることが

できなかった




Aの初恋で、

俺たちの歯車は一気に狂い出す…




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