ごめんね OS ページ32
注意
死ネタです
苦手な方は飛ばしてください
智くんへ
この手紙を読んでるってことはもう俺は居ないんだね
約束守れなくてごめんね
ほとんどどこにも行けなくてごめんね
こんな俺に付き合ってくれてありがとう
初めて智くんに出会った時は、智くんの方が体が弱くておれが応援してたのに気づいたら逆になって、智くんには迷惑ばかりかけたよね。
きっと俺なんかに構わずにいた方が幸せなのに、俺が弱いから｢俺のことは気にしないで｣って強がりでも言えなくてごめんね
こんなにごめんねばかりじゃ智くんは怒るかもしれないけど本当に俺は迷惑しかかけてないから。
本当は直接感謝を伝えたかったけど、きっとこれ以上良くなることは無いだろうしいつ話せなくなるかもわかんないから手紙でごめんね
これからはもう俺のことなんてすっかり忘れて、幸せになってね
じゃないと智くんの所に化けてでてやるから！
俺は智くんと入れてすごく幸せでした。
ありがとう
翔
o｢…んだよこれ！｣
日付は一年前の今日だった
o｢1年も前からこの事を予想してこんなことをしてたのかよ。
翔くん忘れて幸せになんてなれねーよ。
ずっとそばに居るって約束したのに幽霊でもいいからそばにいてくれよ｣
泣きながら書いたのか所々滲んだ手紙に大野の涙が落ちる
葬式でも一滴も流さなかった涙が箍が外れたようにとめどなく流れていく
o｢翔くん、ありがとうな。俺も幸せだったよ｣
大野は涙を拭い櫻井と撮った最後の写真を見た
o｢忘れることなんて絶対に出来ないけど
でも、幸せになるから。｣
fin
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作者名：ちぃ | 作成日時：2019年8月3日 20時
