暗闇の中の光３/H ページ15
斬っても斬っても数が減らない。
指示を出す敵兵を斬ったとしても全体の勢いがなくなるわけでもない。
「おい！どうなってんだよ！」
「こいつらは自己判断で動いてるらしい。
大まかな指示を出されるがそれがなくなったとしても最終的な目的を果たすまで戦い続ける」
「んだよそれ。まるで駒だな」
やっぱり気に食わねえ……
奴の戦法はどうにもこうにも好きになれない。
好きになりたくもないがな。
「どうするよ、白虎の軍師さんよ」
「弓兵もまだまだ残ってる。矢の雨なんて浴びたくないだろ？
そっちをやるか」
「だな」
槍を振り回し弓兵を蹴散らす。
さっきやられた脇腹が疼くが気にしてられない。
翔も肩を斬られてる。
どうにかここを切り抜けないと二人してここで御陀仏だ。
そんなの御免だな……
「おいおい、何やってんだ。
長い間頭ばっか使ってたから腕が鈍ったか？」
「うるさい。お前こそ頭が軽すぎてフラフラじゃないか」
「ほんっと、あんたのその口は死んでも治りそうにないな」
「どうも」
「褒めてねえ」
調子狂う。
こいつといるといつもの調子が出ない。
なのに
「あぶねえ!!」
守っちまうのは
あんたの瞳に映るもんと
おれの瞳に映るもんが同じだからか……？
「春彦!!!」
不意に現れた忍から隠すように
翔の前に立ちはだかる
槍を胸の前に構えきらりと光る刃が振りかざされた
「俺の世界を踏み荒らすような真似するとは…覚悟は出来てんだろうな」
忍の首から大量の血が吹き出し
その後ろに見えた姿に緊張していた糸が緩んでいくのが分かった
「智……」
「随分と派手にやられたな。
…鈴はどうした」
その言葉に
緩んでいた糸が再び張り詰めていく……
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紗月(プロフ) - 成魔さん♪さん» 嬉しいです！(/ω＼)期待にお応えできるよう頑張ります！現実のほうも一緒に頑張りましょ!(笑) (2015年2月19日 15時) (
レス) id: 3daef8858a (このIDを非表示/違反報告)
成魔さん♪ - 紗月さん» もちろんです!やっぱり久しぶりに読んでも、面白くて…。続きが気になってしかたないです!お互い、頑張りましょう! (2015年2月5日 21時) (レス) id: 9f8c4a316c (このIDを非表示/違反報告)
紗月(プロフ) - 成魔さん♪さん» お久しぶりです!(^^)!私もスランプになってしまい全然更新できてなかったんです。すみません。やっと抜け出せそうなので地道に更新していこうと思います！成魔さんも頑張ってください！！ (2015年2月5日 21時) (レス) id: 7052429c8b (このIDを非表示/違反報告)
紗月(プロフ) - へさささん» 有難うございます！更新が遅れてしまい申し訳ありません。 (2015年2月5日 21時) (レス) id: 7052429c8b (このIDを非表示/違反報告)
成魔さん♪ - 紗月さん» お久しぶりです。まったくこれなくてすみません…。自分の小説の更新で忙しすぎて…という言い訳です…すみません…。またちょくちょくここに来ますので、更新、頑張ってください! (2015年2月4日 22時) (レス) id: 9f8c4a316c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗月 | 作成日時：2014年6月28日 22時
