逆襲２/M ページ2
「どうする…」
「二手に分かれていくぞ」
一つは丘の上、一つは木々に囲まれた平地。
どう隊を編成するか……
ここで間違えれば相当な痛手を喰らうだろう。
「平地は確実に忍びがいるだろう。
お前らは丘に行け」
「おいらだって忍びと戦えるっス！
兄貴とｯ」
「これは訓練でもなんでもねぇんだ。
我儘が通るような場所じゃない」
守るために、智はわざと冷たく言い放つ。
鈴音は肩を落とし唇を噛み締めてる。
「こっちは決まった。アンタたちはどうすんだ」
「雅紀は丘を頼む」
「分かった。六と七番隊もついて来て」
オレたちも編成を終えてそれぞれの道を見据える。
ここを落とさなければ後で面倒なことになる。
避けてはいけない……
「行こう」
「あぁ」
こういう時、雅紀は肝が据わってると思う。
カルタの馬腹を叩き前進した。
「兄貴！」
歩き出したオレたちを呼び止める不安そうな声。
智は顔こそ向けなかったものの
ヤトの歩みを止めた。
「…気を付けてください」
「あぁ…お前もな」
鈴音は最後まで智の背中を見送り
春彦に促され丘へと向かった。
「良かったのか？」
「アンタが気にする事じゃない」
「…そうだな」
干渉されることを嫌う智は無表情で答える。
朱雀の軍旗が見えて陣が近いことを示す。
しかし
纏わり付くような気配にカムイも歩みを止めた。
来る……
草の擦れる音がして
影から忍びが飛び出した。
「そこだ!!」
振り向きざまに引き金を引き額を貫く。
それを合図に至る所から現れた影…
今までだって倒してきたのに、まだこんだけの量が残ってるとはな……
「相変わらず目障りな動きだ」
呟いた智は走るヤトから飛び上がり
木々を移動する忍びを斬りつけた。
ドサッと地面に落ちた忍びは息絶えていて
智はそのまま忍びと同様木々を渡り次々と倒していった。
「アイツ…忍びの技も使えんのかよ。
オレたちも応戦するぞ！」
銃を構え隠れている忍びを探し出し撃ち抜く。
刀を持つ者は後から現れた歩兵と闘い
静寂だった平地はすぐさま戦場へと姿を変えた。
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紗月(プロフ) - 成魔さん♪さん» 嬉しいです！(/ω＼)期待にお応えできるよう頑張ります！現実のほうも一緒に頑張りましょ!(笑) (2015年2月19日 15時) (
レス) id: 3daef8858a (このIDを非表示/違反報告)
成魔さん♪ - 紗月さん» もちろんです!やっぱり久しぶりに読んでも、面白くて…。続きが気になってしかたないです!お互い、頑張りましょう! (2015年2月5日 21時) (レス) id: 9f8c4a316c (このIDを非表示/違反報告)
紗月(プロフ) - 成魔さん♪さん» お久しぶりです!(^^)!私もスランプになってしまい全然更新できてなかったんです。すみません。やっと抜け出せそうなので地道に更新していこうと思います！成魔さんも頑張ってください！！ (2015年2月5日 21時) (レス) id: 7052429c8b (このIDを非表示/違反報告)
紗月(プロフ) - へさささん» 有難うございます！更新が遅れてしまい申し訳ありません。 (2015年2月5日 21時) (レス) id: 7052429c8b (このIDを非表示/違反報告)
成魔さん♪ - 紗月さん» お久しぶりです。まったくこれなくてすみません…。自分の小説の更新で忙しすぎて…という言い訳です…すみません…。またちょくちょくここに来ますので、更新、頑張ってください! (2015年2月4日 22時) (レス) id: 9f8c4a316c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗月 | 作成日時：2014年6月28日 22時
