カボション・カット ページ27
カーテンを開けると
そこにいたのはやっぱり
和也だった。
「和也！
どうしたの、いきなり！」
和「どうしたの、って…。
え、おまえ、まさか…
忘れてる…の…？
え、どうしよう、和くんショック…。」
あ、誕生日だから、きたのか！
「ご、ごめんっ！
ちゃんとおぼえてたよ！
だって準備万端だったもん！」
メール！しなきゃ…って、、遅いかな？
んー、送っちゃえ！
『ピロリ、ピロリ…』
和「ん？メールだ…って、
…(苦笑)。
おまえ(笑)
Aちゃーん？
あなたのその可愛いお口では言ってくれない のー？
和くん、寂しいなー」
「お、お誕生日、おめでと！！！」
和「慌てる姿もかわいーね、あいかわらず」
「ばっ、ばかずなりっ！///
あ、それより！
プレゼント！はい！」
和也が、開ける。
和「んふふ。あんがと。
ん？ストラップ？」
「あのね、それ、6月17日の誕生石なの。
アメジスト。
カボション・カットって言ってね、
爪って、意味なんだけどね？
カボション・カットされたアメジストが
和也の誕生日の誕生石だよ。
和也のまーるい爪、大好きだから、
ぴったりだなって、思ってね？
石言葉は、『クールな愛』なんだって。」
和也、喜んでくれるかな…
続く
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作者名：ゆーぴ | 作成日時：2013年5月30日 21時
