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〜阿部サイド〜
めめが暴れるAを抱いて帰ってきて、すぐに興奮状態なのはわかった。
照が来てくれて、安定剤を打ってもらって今は照の腕の中で少し落ち着いてきている。
でも、やっぱりまだ不安定なんだろう。
さっきからずっとすすり泣きをしている。
岩本「ん〜？A？」
A「んっ…ｸﾞｽｯ…」
岩本「大丈夫だよ。みんないるからね。」
A「ん…」
「ちょっと疲れたかな。」
岩本「ちょっと眠そう。あ、でもA寝る前にもしもしだけさせて？」
目黒「あ、代わります。」
岩本「ありがとう。A、めめにお引越しね〜。」
A「んん…。」
岩本「もしもしさせてね。」
「A〜、ちょっと服捲るよ〜。」
A「ふぇっ…んんん…」
「大丈夫。痛いことないよ。」
小さいときからこの病棟にいるA。
病気のせいか一般的な小学３年生よりは少し身体は小さい。
その中でも気持ちは成長してて、最近は看護師にも先生にも気を遣うことを覚えてきていた。
注射とか採血とかも涙目にはなりながらも最近はいやともいわず耐えていた。
だから聴診させてほしいっていうことくらいで泣いてるAを見るのはかなり久々。
何か自分の中でため込んでいたことがあるんだろうなと考えていた。
でも、Aがこんな状態になったのには理由があった。
正直、想像もしていないことだった。
岩本「ん、問題なさそうだね。」
目黒「ちょっと寝よっか？」
A「ゃ…ｸﾞｽｯ…」
目黒「あれっ、やなの？笑」
岩本「でも、眠そうだけどね。笑」
「本当だね。A、起きた時も絶対誰か近くにいるから大丈夫だよ。」
目黒「うん。安心しな。」
そういって目黒がAの背中を優しくトントンとすると目を閉じた。
「寝たっぽいね。」
目黒「ですね。詰所のベッドでしばらく様子見てます。」
「そうだね、ありがとう。」
目黒「そういえば、阿部くん。」
「ん？」
目黒「なんでこんなことになったかわかりました？」
岩本「本当だよ。あのAが…。」
「あ、そうだね。説明するね。」
Aのサポートには２人の力が必要だ。
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梨杏 - コメントありがとうございます (2022年8月7日 12時) (
レス) @page1 id: 56322ba63e (このIDを非表示/違反報告)
うさ - 感想まちがえました。すみません (2021年3月25日 18時) (レス) id: 57e439da42 (このIDを非表示/違反報告)
うさ - うさみ (2021年3月25日 18時) (レス) id: 57e439da42 (このIDを非表示/違反報告)
ふー - リクエストのお話とても良かったです！そして内定もおめでとうございます(^^)また歯科系のお話書いて欲しいです！これからも無理せずに頑張ってください。応援してます！ (2020年7月6日 15時) (レス) id: 1a3f03aa90 (このIDを非表示/違反報告)
ふー - 大宮沙彩さん» ありがとうございます。楽しみに待たせていただきます(^^) (2020年5月26日 0時) (レス) id: 1a3f03aa90 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大宮沙彩 | 作成日時：2020年5月5日 2時
