5人のお兄ちゃんはお医者さん。

#08 怪我8 ページ8

〜Aサイド〜

はぁ…、ちゃんと寝れてたのに…。

怖い夢見て起きちゃった。緊張するといつもこうなるよねー…。

よく覚えてないけど、とりあえず手術室だった気がする。

和兄も寝てるし起こすのは悪いけど、このままだったらいつまでたっても寝れなくて明日しんどいよね…。

羊でも数えようかな…。

…!?

誰!?

お化け!?

潤「A、まだ起きてたの?寝れない?」

「一回寝れたんだけど、怖い夢見て起きちゃった。」

潤「そうだったの。Aは昔っからそんなんだったよね、そういえば。」

和兄を起こさないようにって思ったけど、和兄はちょっとやそっとでは起きないから
多分大丈夫(笑)

潤「でも、ちょっとでも長く寝てないと、明日しんどいと思うよ。」

「そうだよね…」

潤「目、瞑ってみ?」

そういわれて、潤兄に言われるがまま目を瞑ったら、
潤兄が、とんとんしてくれた。

こんなのいつぶりだろう。潤兄の手、久々だなぁ…。
そんな事を考えてたらいつの間にか眠りに落ちてたみたい。


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ふぁ〜。

もう朝じゃん。

和「おはよう。よく眠れた?」

和兄、もう起きてたんだ。

「まあまあかな。」

和「そう。まあ、手術だって寝てる間に終わっちゃうから大丈夫だよ。」

「うん。」

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それからしばらくして時間になってしまった。

結局潤兄は一回も顔見せてくれなかったけど、
その代わり和兄がずっといてくれて、手術室の前まで来てくれた。

和「じゃあ、僕ここまでだからね。よろしくお願いします。」

「……。」

N「はい。じゃあ、行こうか。」

中に入ったら、一気に緊張感が高まってきた。

N「じゃあ、ここに横になろうね。」

すると、たくさんマスクの人が入ってきた。
その中の1人がマスクを取ると…


潤兄だ！

潤「A、大丈夫だからね。」

「…うん。」

そういわれて、麻酔されたあとは夢の中に入った。

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起きたときには、もうベッドの上で変わらず和兄がいてくれた。

「かず…にぃ…」

和「あ、起きたね。翔兄もいるよ(＾＾)」

翔「よく頑張ったね。」

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