#22 隠し事3 ページ22
〜和サイド〜
うーん、なんかおかしいよねー。
A、絶対なんか隠してるし、多分みんな気付いてる。
潤「ごちそうさま〜。あ、みんな食後のデザートがあるよ！」
智「お、やっぱみんなの分買ってきてくれたんだね。さすが潤(^_^)」
翔「食べよ！食べよ！」
A「私、後で食べるね。明日提出の課題がヤバいんだよね。」
本当かー？
そう言って、Aが二階に上がろうとした時、翔兄が、Aの腕を掴んだ。
翔「体調悪いなら、ちゃんと言わないとわかんないよ？ちゃんと言いなさい。」
A「え…？何にもないって。課題やってくるから。」
いやー、なんか違うよ。
それだけ行ってスタスタ上に上がってっちゃったA。
翔「いやー、絶対なんか隠してるよー。そう思わない？」
智「確かにね。声のトーンも低かったし。」
潤「単に体の調子が悪いってわけじゃないのかもよ。だって、ご飯だって完食してるわけだし、顔色も悪くなかったし。」
翔「どうしたもんだかねー。」
潤「反抗期か！？」
翔「それはないでしょー。」
智「うーん。」
翔「あ、そうだ、和聞いてきてよ。」
「え！？何で俺？」
智「確かに、和が1番優しいってAが前言ってたから、喋りやすいんじゃない？」
「…わかった。」
まじかー。どうやって聞きだそうかな。
そう思いながらAの部屋の前まで来た。
トントンッ
「入るよー？A？」
そう言って、ドアを開けた瞬間、
なんか今、紙隠したよね？
「A、その紙なんなの？」
A「……」
「見せて？」
A「やだ、関係ないもん。」
「そんな見られたくないものなの？」
A「………」
「ほら、黙ってたらわかんないよ？
何も怒らないから教えて？なんか変だよ？今日のA。」
A「だって…ｸﾞｽﾝ…」
やっぱり、なんかあることは間違いなかったみたいだね。
「A、おいで。」
そう言って、ベッドに腰掛けて、Aを横に座らせる。
「あの紙、見せてくれる？」
A「怒らないでね…(泣」
「うん。大丈夫だから。」
そういって、恐る恐る見せてきた紙には、
『健康診断結果通知表』
と書かれていた。
そういうことか。
そりゃ、不安にもなるしAは注射も嫌いだしわからないでもないか。まあ、俺が言えることでもないけど笑
でも、書いてある言葉は貧血だけだから、とりあえず、もう1回検査して大丈夫だったら、問題ないかなー。
自覚症状があったら別だけど…。
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鈴山あかり - お身体に気をつけて頑張ってください。更新後も楽しみに待ってます。 (2017年5月7日 8時) (
レス) id: 9dee565036 (このIDを非表示/違反報告)
鈴山あかり - すごく面白かった。 (2017年5月6日 14時) (レス) id: 12f85cd8d0 (このIDを非表示/違反報告)
ﾏｰﾒｲﾄﾞ - 何回も読みたくなるほど、素晴らしい作品で私のお気に入りです!!更新楽しみに待ってます♪身体に気を付けて頑張ってください(^^)応援しています(^o^)/ (2017年3月22日 0時) (携帯から) (レス) id: fa8cf9b19a (このIDを非表示/違反報告)
翔音(プロフ) - 大宮沙彩さん» わかりました！ありがとうございます！楽しみにしています！！ (2016年12月26日 18時) (レス) id: 70349bbe39 (このIDを非表示/違反報告)
大宮沙彩(プロフ) - 翔音さん リクエストありがとうございます！わかりました！少し遅くなるかもしれませんがお待ちください！ (2016年12月25日 18時) (レス) id: 4928dc91b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大宮沙彩 | 作成日時：2016年12月1日 0時
