花粉症 (潤) 6 ページ6
雅side
あれから、兄弟全員揃いあとは潤が帰ってくるのを待つだけ
久々に家族全員が揃うって言うのに潤が帰ってこない……
あれから、どのくらい経ったんだろう……
もう、2時間は帰ってきてない
翔「ちょっ、俺探してくるわ
なんか、ヤバい気がするんだよね…」
智「じゃあ、僕も一緒に行く
一人で探すより二人の方が早く見つかるでしょ?
雅紀と和はAみててくれる?」
そう言って上着を羽織って外に出て行った
「潤にぃ、どっか行っちゃったの?」
和「んー?
心配しなくても大丈夫だよー(笑)
智にぃたちが探して連れて帰って来てくれるからね」
二人が出て行った途端、Aが何かを悟ったのか不安そうに聞いてきた
子供ってそういうの敏感だからね……
雅「よしっ、テレビでも見て大人しく待ってようか」
と言っても結局見るものがなくて……Aがうとうとしだした
そんな時に、智にぃから見つかったから今から帰るねという連絡が入った
・
・
しばらくすれば、玄関を開ける音が……
リビングに入ってきたのは智にぃと潤を背負ってる翔にぃ
智「公園のベンチで寝てたんだ……
だから、起こさないようにそのまま連れてきた」
自分の部屋で寝ればいいもの、何で公園?
潤の手を握ると驚くほどに冷え切っているのが分かった
智「とりあえず、もう少し寝かせて夕飯の時間になったら起こそうか」
そう言って、ソファに寝かせ毛布を掛ける
毛布だけじゃ暖まらないかなと思った俺はお湯を沸かし湯たんぽを作って寝ている潤の足元に入れた
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2013年12月26日 21時
