*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い８ (ページ38)

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勇気を出して… 3 ページ38

和side

僕は久しぶりにこんなに早く帰ってきた。

いっつも残業して帰ってくるのは夜だったから。

まだ誰も帰ってきてないだろうな……
って当たり前か…。

まだお昼過ぎだし(笑)

そう思って玄関を開けると見慣れた靴。

あれ?Aって今日早かったっけ?

和「ただいまぁ。Aーー。どこー?」

呼びかけてるんだけど返事がない。

靴があるから家にはいると思うんだけどな……。

一番いそうなのは部屋だよね。

階段を上がりAの部屋へと向かう。

和「A～?和にぃ帰ってきたよ～?」

入るねー。と一言声をかけて入ろうとするけど中から鍵が掛かってて入れない。

緊急時すぐに部屋に入れないから鍵は使わないでねって智にぃから言われてるはずなんだけど……。

和「ねぇ、A!!ここ開けて。開けなさい!!」

「…………」

一向に返事をする気配がない。

と、とりあえず智にぃに連絡。

和「あ、智にぃ?Aが部屋から出てこない。鍵もかかってて中に入れないんだけど……」

智「とりあえず、リビングにある棚から二番目に合い鍵入ってるからそれ使って入ってくれる?
また連絡よろしく」

急いでリビングに行って鍵を取ってからAの部屋へ。

鍵はすぐに開いて、ベッドに寝ているAの姿が見えた。