過労 (智) 6 ページ33
潤side
ねぇ、智にぃ?
何でこんなの飲んでたの?
翔にぃの怒ってそうな声で目が覚めた
あれ?今何時だ?
あれから結構経ってるよね
潤「どうしたの?」
翔「おっ、潤。お疲れ」
翔にぃの前には正座をした智にぃ
でも、翔にぃ怒ってなさそうだね
近くにいた雅にぃに聞いてみる
雅「ん?あぁ……。何か、睡眠薬飲んでたんだって。それも結構前から。
でも俺らも気付かなかったでしょ?
だから翔にぃも怒ってないんだけどね…」
そんなのにも気付いてない智にぃは今にでも涙が溢れてきそう
ごめんなさいって謝ってるんだけどね……
翔にぃは何で俺らに相談しなかったのか理由を聞いてるわけで……
智「ごめっ……ﾋｯｸ……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」
翔「だーかーらー……」
雅「ストーップ!!俺が少し落ち着かせるから待ってて?」
雅にぃが間に入って言い合いを止める
まぁ、あんな状態じゃ無理があるもんね(笑)
翔「そうだな……。ごめん。お願いしていい?」
雅「いいよ、いいよー。大丈夫。翔にぃ休んでて?(笑)
よーしっ、智にぃこっちおいで。ちょっと俺とお話しよ?ね?」
そう言って智にぃの手を引いてリビングを出て行った雅にぃ
上手いことやってくれるといいけど……
二人の後ろ姿を何とも言えない表情で見ている翔にぃ
潤「大丈夫だよ。雅にぃが上手く落ち着かせてくれるから」
翔「おれさ……。全然異変に気付かなかった。
ダメだよね、こんなんじゃ……」
潤「それ言ったら俺だって何にも気付けなかったよ?」
智にぃは隠すの上手いからね
だから俺らが目を光らせて見ておかないと……
改めてそう思っただけでもいいでしょ?
次からはもっと早く気付ければ…ね
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2013年12月26日 21時
