*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い８ (ページ24)

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悲劇多発？ (雅紀×和也) 9 ページ24

翔side

今朝はAを学校に送り、病院に向かった

和も昨夜、熱が出ちゃったらしい

よくなってるといいけど……

翔「まさきー、かずー。翔にぃ来たぞー」

和「あっ！翔にぃ。おはよ」

翔「おはよ。熱、下がったか?」

和「うん、もう大丈夫!!」

それは、良かった
と、雅紀はどうしたんだ?

異常に布団がふっくらしてるけど(笑)

翔「まーさき♪どうしたの?」

雅「………」

翔「翔にぃ、雅紀の顔見たいな～。
お布団の中、苦しいでしょ?」

雅「ん……ﾋｯｸ……」

え、えぇ?!
何で泣いてるの?

予想もしてなかった事にちょっと驚いた

和「昨日吐いたことで恐怖心わいちゃって点滴するの嫌がったんだけど、強引にされたんだって。
僕は寝てたから知らないけど…そうやって、雅にぃから聞いた」

雅「や……ったもん……くる、し…もん」

嫌だった
苦しい

まぁ、そりゃ俺だって吐くのなんて嫌だ

翔「そっかそっか。でも大丈夫でしょ?気持ち悪い?」

雅「んー、ん。だいっ、じょーぶ」

翔「ふふっ(笑)でしょ?
よしよし。点滴頑張ったんだよな～。えらい、えらい」

俺の胸の中に雅紀をおさめるとギュッって抱きついてきたから俺も背中をポンポンって優しく叩く

翔「和はもう少し待っててね」

和「ん…」

明らかさっきよりテンションがた落ちの和に声をかける

雅紀が寝たことを確認してベッドに寝かせ、親指で涙を拭う

翔「よーし。和も辛かったなー」

和「ん。ここ、痛かった」

針が刺さっている腕を俺の前に出してそう言ってきた(笑)

翔「よしよし。頑張ったね。お利口(笑)」

和「んふふ」

なんか久しぶりに二人が甘えてきて嬉しい(笑)

まだ治るのには時間かかるけど、頑張ろうな

腕の中でいつの間にか眠っている和の寝顔を見てそう思った

end