悲劇多発？ (雅紀×和也) 4 ページ19
雅side
俺が、小児科病棟に行く階段を上がっていると見覚えのある姿が俺より少し上にいる
なんっか、フラフラしてて危ないなーって思ってたらいきなり倒れ込んできて……
咄嗟に、その子の下に行って身体を張って守った
まぁ、階段なわけだし……結構な高さから落ちたから一瞬息が出来なくなった
男の子が無事かなんて、そんな事考える余裕すらない。全身が痛くて痛くてしょうがない
潤の声が一瞬だけ聞こえたけどそこからの記憶は全くない
気付いたらベッドの上
周りを見渡すと何故か和まで横たわっていた
しかも、足にギプス巻いてるし(笑)
って、笑ってる場合じゃない……
誰か、鎮痛剤入れ直してくれないかな…
全身がめちゃくちゃ痛いです(泣)
特に右手！
どうしたんだ!?
潤「あれ?雅にぃ起きてたの?
えっ?!大丈夫?どうしたの?」
雅「じゅ……ん。いた…ぃ」
潤「うそっ。まぁ、全身打撲に右手骨折だからね〜。でも結構強めの鎮痛剤だったんだけど……。
もっと強いの入れる?ん〜、副作用あるからなー。それでもいい?」
その副作用によるな……
吐き気を催すのは嫌だな…
眠くなってくるっていう副作用ならまだいい……
潤「今入れてるのが眠くなる副作用。もっと強いのとなると、吐き気が加わってくるかも。まぁ、人それぞれだから大丈夫な時もあるけどね」
雅「……。いいや。強い鎮痛剤入れて……。痛みを我慢するよりは吐き気を我慢した方が俺的には楽だから」
潤「ん、分かった。一応、ガーグルベースンも持ってきとくね」
うん、分かった。分かったから早く痛みから解放して下さい……(笑)
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2013年12月26日 21時
