悲劇多発？ (雅紀×和也) 1 ﾘｸ ページ16
和side
「かずっ！危ない！」
どこからかそんな声が飛んできた……が、そんな声をかき消すように色んな音が聞こえてくる
と同時に鋭い痛み
なんかこの痛み前にも感じたことあるぞ?
「かずっ!!大丈夫?聞こえたら手、握って?」
目の前には、智にぃ?
何でこんなところにいるんだろ……
なんかふわふわしてて、視界がぼやけてきた……
・
・
・
目を開けると見慣れた天井
和「んんっ?」
智「あっ、起きたー!!大丈夫?」
和「え、ぁ……うん。大丈夫……」
キョロキョロと周りを見渡していると、智にぃがいた
和「ここって……」
智「内科の診察室。
とりあえず、何でこんな状況になってるか分かる?」
和「んー……?まぁ……あまり覚えてないけど……。いきなり後ろから何かが突撃してきた(笑)」
智「新人ちゃんが、器具乗ってるカートをね。ドカーンと……」
んっと、いまいち理解出来ないけど……
新人ナースならしょうがないよ
これが、10年20年働いてる人だったら…ね(笑)
智「ポキッといっちゃってるから、くっつくまでは松葉杖でお願いね。
仕事もなるべくデスクワークにしてもらってくれる?ごめんね」
和「まじっ?!やだよ……そんなの…」
今は、鎮痛剤効いてるから全然気付かなかったけど……
骨折しちゃったかー…
智「だって、ギプス巻いてるから不便でしょ?
だから、ちょっとだけ我慢して。
あとで、そのナース謝りに来ると思うけど…優しくしてあげてね?」
うん、まぁそりゃ怒りはしないけどさ……
心の整理がつくまではまだ来させないでほしいな……
あたっちゃうかもしれないでしょ?
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2013年12月26日 21時
