喘息 8 ページ15
雅side
その後、Aは何度か軽発作を起こして大分退院日が長引いた
数日だったのが数週間に……(笑)
毎回機嫌が悪くてほんとに悪戦苦闘……
今日だって回診行ったら拗ねて俺の顔一切見ないし……(苦笑)
和「A〜、もう少しでお家帰れるからね?」
「んーっ!!ｸﾞｽｯ……やぁ。お家帰るのー(泣)」
雅「泣いてるのはだぁーれ?」
「まさっにー!!(泣)かえるぅー」
まだなー、退院日は大分先なんだけど……
どうしようかな……
病院にいるだけでストレスだから、一端家に帰らせるのもありなんだけど……
まぁ、少なくとも今日は入院しててもらわないと、退院手続きが間に合わない(笑)
雅「今日はまだここでねんねしようね。
そしたら、明日の様子次第で帰れるかもしれないから」
和「えっ?!大丈夫なの?まぁ、主治医は雅にぃだから……いいのかもしれないけど…」
雅「Aにとってここはストレスしか溜まらないからね……。家に帰らせた方が正解でしょ
今日帰らせてもいいけど…」
和「手続きが間に合わないと(笑)」
雅「そう。だから、今日だけ我慢出来るかな?」
「んぅ……ﾋｸｯﾋｸｯ……できるー(泣)」
よしよし、お利口ってAの頭を撫でる
・
・
・
翌日いつも通り回診に来ると待ってました!!!とばかりにニコニコ俺を見てるA
いつもなら泣いて暴れる聴診や検温もさせてくれた
それだけ退院したいってことだよね(笑)
雅「よしっ!!じゃ今日お家帰ろうね〜。まだ、おにぃたち仕事だから夕方までは大人しくしててね?」
喘息って辛いけどこれからも頑張って付き合っていこう
発作起こした時はおにぃたちが助けてあげるからね(笑)
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作者名：櫻@宮
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/gen.php/hp/
作成日時：2013年12月26日 21時
