*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い５ (ページ33)

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記憶喪失!? 3 ページ33

和side

和「どういう事ですか、先輩!!」

『俺にも分からない。
ただ、ストレスが原因だとしか……』

Aの記憶がないんだ……

「あなた……だれ、ですか?」

朝Aが目覚めたと思って声をかけるとそんな返事が返ってきた

もう訳わからないよ……

ストレス……か

『とりあえずコレは精神科を
受診させた方がよさそうだね……』

和「いやっ……いいです。
精神科は受診させません。僕が何とかします…」

先輩の提案を断った

精神科なんて絶対に嫌だから…
僕がAの記憶を戻してみせる……!!

和「僕は、大野和也って名前
自分の名前分からないよね?」

こくんと頷くAだけど、身体が震えてる

まるで何かに怯えるように

とりあえず名前と僕らは兄妹ということを話した

和「大丈夫だよ。そんなに怖がらないで……」

たとえ、記憶が無くったって僕の妹に変わりはない

だから、怖がらないでほしい……

「ん……」

いきなりポロポロと涙を流し始めたA

「ごめ、なさぃ……んっぐ……ごめ……!!」

和「大丈夫大丈夫。だから泣かないで?
Aの事は僕が守るからね^^」

ごめんなさいと謝り続けるAを抱きしめた

若干震えているものの
さっきよりもマシになった気がする

良かった……

和「じゃ、僕はお仕事行ってくるね。
また、夜来るから……」

「……だ、だめ………行かないで、下さい……」

僕の白衣の裾をギュッと握りしめたまま
また、泣き出したA

和「……分かった。
ここにいるから泣き止んで、ね?」

欠勤連絡を入れてAの側にずっといることにした

少しでも安心できるなら、Aの力になりたい

今Aを守れるのは僕しかいないから……

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今日の夜、リビングに集まって下さい。

話したいことがあるので

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シンプルだけどにぃ達にメールを送っておいた