*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い５ (ページ4)

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風邪 (翔) 4 ページ4

智side

仕事も終わり白衣を脱いで帰宅

今日も定時に終わって良かった……

智「ただいまぁ」

雅「おかえり、智にぃ」

智「翔はどんな感じ?」

雅「今のところ現状維持
和室に寝かせてあるから様子見てくれば?」

智「和室?
ん、分かった」

何で自分の部屋じゃなくて和室なんだろう…という疑問は出たけどとりあえず様子を見に和室を覗く

ん～、微妙だね
明日までに熱下がるかな?

「ねぇねぇ、Aが翔にぃの事看てていい?」

和「え～、Aだけじゃ無理なんじゃない?
しかも、翔にぃの風邪移っちゃうよ?
やめといた方がいいよ」

「んんっ!!だいじょーぶ!!ね?いいでしょー」

雅「んー、どうかな?智にぃに聞いてみなよ」

「智にぃ♪」

リビングで話していたAが和室へ来て僕の名前を呼んだ

智「んー?どうしたの?」

「Aがさ～、翔にぃ看てもいい～?」

智「んっと……マスクをして手洗いうがいをしっかりとやるなら看てもいいよ。
でも、Aだけじゃ心配だから誰かにぃと一緒に看ようね」

「やったぁー!!!ありがとう智にぃ」

そんなに翔の看病したかったのかな?

確か、午後の少しの間和がいなくてAが翔のこと看てたって言ってたし……凄いね(笑)

翔「んぅ?ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ!!さと、に?おかえり」

智「あ、ごめん。うるさかった?」

翔「ｹﾎｯｹﾎｯ…大丈夫。それより……ﾊｧ…今何時?」

智「18時過ぎ。まだ、潤が帰ってきてないから夕飯まだだよ。だからもう少しねてれば?僕が起こしてあげるから、ね?」

翔「ん。あり、がと」

ほんと、どんだけ無理してたんだろう…

僕が気付けないなんて……

深いため息をついた僕

と、そこに雅紀が入ってきた

雅「どうしたの?智にぃ。そんな、ため息ついちゃって(笑)」

智「僕さ……何で弟の異変に気付かなかったのかな～って……翔は倒れる程に疲労が溜まってたんだよ」

雅「智にぃがそんな事言うなんて意外だな～。
俺も何にも気付けなかったよ?
翔にぃが倒れたのは智にぃが気付かなかったせいじゃない。
これは、翔にぃが頑張り過ぎちゃったんだよ」

智「んふふ(笑)そうだね
ほんと、頑張り過ぎだよ(笑)」

翔の頭を優しく撫でながらそう言った

雅紀に僕の本音言えたから少しは気持ちが楽になったかな?