*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い５ (ページ24)

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胃腸炎 1 ﾘｸページ24

潤side

現在Aが脱水症状気味
今日の朝は比較的心配はなかったんだけど、夜悪化…

病院行こうって言っても断固拒否だから困っちゃうよね(苦笑)

翔「A～いい加減言うこと聞かないと怒るよ?」

「んんっ(泣)いやだぁぁｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯおえっ
うえぇぇーん!!」

潤「ほらー、大きな声出さないの
ね?病院行こ?にぃ達いるからさ」

「うわーん!!おえっおえっ
ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯにぃー」

潤「よしよし、一緒に行こうね」

説得を粘る事一時間
やっと病院に行くことになった

今日は和にぃが当直の夜間外来だから診てもらえるねと翔にぃと話している

今回は智にぃが学会で地方に行っている

雅にぃも今体調がイマイチ優れないらしい

翔「行こうか」

全ての準備が整ったところで、翔にぃが声をかけた

Aは俺の腕の中でぐったり

早く診察してもらって点滴してもらわないと、Aがかわいそうだ

翔にぃの運転で病院に向かい診察室へ

ちゃんと和にぃにも連絡入れといたから早く診てもらうことができた

和「あらら、ぐったりだね。かわいそうに…熱は…結構高いね。A～聞こえる?」

「んぅ?かず、に?」

和「そうだよ^^もしもしさせてね～」

いつもなら泣いて暴れるけど今日は吐いて体力消耗しちゃったみたいで嫌がることもなくすんなりできた

「にぃ……げぇする」

和「あー、ちょっと待ってねー
……はい、いいよ」

和にぃがガーグルベースンをAの口元に持っていくんだけど一向に吐く気配がない

本人は相当辛いはずなのに

翔「Aー、吐いちゃった方が楽になるよー」

翔にぃがちょっと強めに背中を叩くと勢いよく吐き出した

朝から何も食べていないAは胃液だけを吐いている

和「点滴だけ、しちゃうね。潤、ベッドに寝かせてくれる?」

吐き気が一端治まったところで和にぃが言った

潤「A～ベッドにごろんしようね」

「な、なにじゅ、に…やっ
寝ない!!ごろん、しないーー!!」

潤「んー?大丈夫だよ。ねんねしよ
にぃ、一緒にいるからな」

「んぅ…一緒…手」

潤「そう、一緒ねー。うんうん、手繋いでような」

和「子供の扱い上手くなったんじゃない?潤」

点滴を取りに行っていた和にぃが戻ってきた

とっくに夢の中のAに近づいてスッと針を刺す

「んー?」

和「どうしたの～?まだ、ねんねしてていいよー」

やっぱり和にぃには敵わないね(笑)