*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い５ (ページ3)

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風邪 (翔) 3 ページ3

翔side

寝てる間おでこにヒヤッとした冷たさが走った

翔「んっ…A?」

「あっ、しょ、にぃ…ごめんなさい。
寝てるの邪魔しちゃって…」

翔「だい、じょぶだよ^^
ありがと、ね?」

「まだ、ね。寝てても大丈夫だよ。
Aが手、繋いでてあげるね」

そう言って俺の手をベッドから出し手を握ったA

Aが優しい子に育って良かったよ(笑)

翔「Aも一緒に寝るか?
ほらっ、ｹﾎｯｹﾎｯこっちおいで」

ベッドをトントンと叩くと素直に俺の隣に来た

Aも慣れないことで疲れちゃったよね?

でも、なんかAが看病してくれたせいか明日には熱下がってるかも

もう、隣で寝てしまったAの頭を撫でると俺も静かに眠りについた

起きたのはそれから数時間後

まだ、Aは寝てる

起こさないようにそっと起き、まだフラフラな足取りでリビングへ

そこには、雅紀と和がいた

雅「あっ、翔にぃ。起きたの?」

和「まだ、寝てないとダメだよ」

翔「……ん。のど、渇いた……」

雅「お茶でいい?
翔にぃは、ソファーにでも座ってて」

そう言って席から立ち冷蔵庫まで行きお茶を取り出す

ストローをさして持ってきてくれた雅紀

一気にごくごくと飲み干す

あぁー、生き返った……

和「そんなに一気に飲まなくても…^^;」

翔「……ん。おやすみ」

和「えっ?!翔にぃ……」

まだまだ熱のある身体

もう、階段を上る気力さえない俺はそのままソファーで眠ってしまった