*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い２ (ページ47)

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風邪 4 ページ47

和side

和「えっ?!A熱あんの?」

朝起きて智にぃから聞いて驚いたけど…

確かに熱ありそうだな
それも、微熱程度じゃなく相当高そう

翔にぃの腕の中で寝ているAを見てそう思った

智「今日休みだよね?
Aの様子見といて!!なるべく早く帰るようにするけど…もし熱上がってきたりしたら病院連れてきて?」

雅「俺んとこ電話くれれば予約しとくから」

分かったと返事をすると“じゃ、俺行ってくるー”と翔にぃがAを渡してきた

翔「いってきまーす」

潤「なんか、テンション高くない?」

翔にぃが出ていった後潤が呟いた
僕も同感だわ(笑)

雅「あー、なんか今日は午前で終わるからAみれるーとか言ってたよ(笑)」

そういうことか……納得納得

潤「そうなんだ(笑)」

雅「いいな～。俺も午前で帰ってこよっかな」

和「いや、ダメでしょ!!
雅にぃを待っている患者さんがいるんだよ?」

雅「………そうだよね!!
俺、頑張ってくるわ」

単純だなー(笑)

潤「単純過ぎでしょ(笑)」

潤の言葉を聞いてなかったように“俺頑張ってくるよ♪”ってAに言ってから家を出ていった

智「んふふ(笑)潤、僕らもそろそろ行こうか。和、Aのことよろしくね?」

やっぱり智にぃは周りをよく見てるよね

一番ボーッとしてるのにここぞ!!っていうときは頼りになる

そんな兄を持ててほんと良かったよ

Aの背中を撫でながら智にぃの背中を見て思った

・

・

午前中ずっと寝ていたA

午後から急に熱が上がってきた

翔「んー……病院連れて行こうか」

さっき帰ってきたばかりの翔にぃはAの体温を見てそう言った

「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……ん゛ー……ｸﾞｽｯ……うえぇぇええん」

この通りAもグズグスで…

「かずに!!……ｺﾞﾎｯ…かずにー(泣)」

和「うんうん。抱っこしてあげるからそんな泣かないの」

翔「雅紀に電話してきた。
よしよし。A、これから雅にぃのとこ行こうな」

僕の胸に顔を埋めて泣いているAの耳元でそう言うともっと泣き出してしまった

和「だいじょーぶ。
苦しくなっちゃうから泣かないよー」

翔「用意できたから出発するよ」

頭を撫でながら落ち着かせてると外から翔にぃの声が

車に乗り病院へ向かった