*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い２ (ページ44)

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風邪 1 ﾘｸページ44

雅side

「ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ……ｺﾞﾎｯ」

さっきからこんな調子でずっと咳をしているA

風邪でも引いちゃったのかな?

今日は珍しく俺を含め5人の医者がいるから、誤魔化すのは不可能でしょう(笑)

翔「Aー、咳出てるけど…大丈夫?」

智「喘息かなー?」

翔「え?!それだったら、明け方くらいに発作起きちゃうんじゃない?」

智「誰か、聴診器持ってない?
僕、病院に置きっぱなしだからないんだよねー」

さっそく動き出した上二人

俺は、補助でもしよっかな～♪

「ちょっ………
私、もう寝るね!!お、おやすみおにぃ」

そう言って逃げ出そうとするAの手首を握った

雅「まだ、行っちゃダメだよ。
にぃ達にもしもしさせて?」

「やっ!!!
絶対やだぁぁ」

雅「痛ｯ……そんなに暴れないでよ……(笑)」

和「はいっ、智にぃ。」

智「ありがと。雅紀、そのまま固定よろしく!!」

ソファーに座ってAを固定

「やっ!!……やだ(泣)まさに、離して……(泣)」

雅「だいじょーぶ。痛いことないでしょ?」

「んっ……(泣)」

智「はい、終わり」

よく頑張ったねって頭をグシャグシャっと撫でてる智にぃ

表情が明るいってことは喘息独特の呼吸音はしなかったんだろう

でも、何かあったら困るから今日だけは一人で寝させない方がいいね

それを皆分かっているらしく、今はAが誰と一緒に寝るかで話し合ってる

翔「こういうのは、呼吸器科の人に任せるのが一番なんだろうけど…あいにく、家にはその専門がいないからなー。
この中で呼吸に詳しい人いる?」

喘息については全員が知ってると思うけど、呼吸についてはいまいちだなー

智「じゃ、ここはAに決めて貰おうよ。
Aー♪」

未だソファーで拗ねているAに声を掛けると何?って聞こえてきた

智「今日さー、にぃの誰かと寝てほしいんだけど誰がいい?」

「…………さとに…」

翔「決まりだね。智にぃよろしく!!
何かあったら叩き起こして」

智「んふふ…分かった。A、もう寝る?」

「寝る………智にぃ、だっこ」

智「はいはい、抱っこね(笑)
よいしょっと………それじゃ、おやすみ～」

Aを抱いてリビングを出て行った智にぃを見送った俺らも続々と俺も寝ると言って部屋を出て行った