*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い２ (ページ42)

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高熱 (和也) 6 ページ42

和side

あー、ほんと痛い

右足がジンジンとする

雅にぃが今鎮痛剤を貰いに行ってるらしいけど…

出来るだけ早くしてほしいなー

なんて思ってたら、智にぃを連れた雅にぃが入ってきた

智「どう?足、痛むらしいね^^点滴か座薬どっちがいい?^^」

笑顔でそう聞いてくる智にぃは悪魔だ……

どっちもヤダって答えたかったけど…

そんな事言ったらどうなるか分からないから……

座薬よりは点滴だろと思い、点滴っと小さな声で言った

智「ちょっと、痛いよー」

和「………ったい
もっと、優しくやってよねー」

智「え?これでも、優しくやったつもりなんだけど(笑)」

和「もー、いいもん…(拗)」

潤「その辺にしてあげなよ、智にぃ(笑)」

智「ふふっ、そうだね(笑)」

まだ、状況が理解出来ていない俺は、キョトンと智にぃと潤の顔を交互に見た

智「またさ、無理したでしょ」

あー、そういう事ね

無理したつもりはないんだけどなー

智「もう、全く。
Aに感謝しなよ。僕に、和にぃ死んじゃうって電話してきたんだよ。それも、過呼吸になりかけてたし」

あれは、幻聴じゃなかったんだね

和「そういえば、Aは何でいたの?学校だったでしょ?」

雅「その日は、丁度午前授業だったらしいよ」

智「もう、寝てるけど…ちゃんと感謝しとくんだよ」

和「………はぃ…」

潤「ま、お説教はその辺にして……
和にぃ眠いでしょ。半分、目閉じてる(笑)」

智「鎮痛剤の副作用だから、薬が効いてきてるんだよ。
ほらっ、寝ちゃいな」

最後には、優しい智にぃに戻っていて頭を撫でられた

その手や声に安心して、眠りについた