*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い２ (ページ35)

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胃腸炎 (智) 9 ページ35

潤side

「かーーずぅ!!(泣)」

誰かの声で目が覚めた

なんとなく声のトーンで分かるんだけど……

急いで声のする翔にぃの部屋に駆け込んだ

潤「どうした?!」

雅「潤～^^;;」

智「かーーずぅ!!」

潤「かず?
あぁ、和にぃのこと?」

雅「今回、和にべったりでさ…でも寝てる間に和、仕事行っちゃって…;」

だいたい予想がつくけど……

智にぃがこんなんになるところ見たことないよ(笑)

潤「智にぃ?
和にぃはもう少しで帰ってくるから大人しく寝よ?」

智「……(拗)
やっ……かず……(涙)」

こりゃ、なに言っても無駄だなと思った俺は和に出来るだけ早く帰るように電話した

和「あぁ、やっぱり?
まさか、拗ねちゃってるかな?」

潤「多少は……とにかく、俺らじゃ対処できないからなるべく早く帰ってきてね」

和「りょーかい!!
それまで、よろしくね?(笑)」

最後の方笑ってたよな

今頃、ニヤニヤしてんじゃないのか?←

ま、いいや

それより今は智にぃをどうにかしないと……!!

雅「あっ、潤!!
智にぃ、泣きすぎで吐いた」

あらら…

遂に吐いちゃったか……

智「うっ……おぇｯ(涙)」

潤「和、早めに帰って来てくれるって言ってたからもう少し我慢してね?」

安心したのか…
あるいは、話を聞いていないか

俺の胸にぐったりと寄りかかってきた

まだ、熱あるもんなー

荒い呼吸をしている智にぃをベッドに寝かせた

・

・

3時間後、翔にぃと和にぃが帰宅

和「大丈夫～?……じゃ、なさそうだね(笑)」

翔「俺と和で診とくから、雅紀と潤は下に行ってAみといて
寂しそうにしてたから」

ヤバッ

Aの事すっかり忘れてた

智にぃの事は任せ急いでリビングへ

雅「A～?」

「雅にぃ?」

雅「そうだよ。おいで!!」

雅にぃが手を伸ばすと勢いよく飛びついた

俺もすかさずAの頭を撫でた

「ねぇ、智にぃはー?」

雅「んー?
智にぃはね、お熱があるから寝てるよ」

「お熱?大丈夫～?」

雅「大丈夫だよ。もう少しでよくなるから^^」

雅にぃの笑顔ってほんと好きだわっ(笑)

だから、子どもが寄ってくるんだね
雅にぃの顔見てると安心するもん(笑)

雅「何、にやけてるの潤(笑)」

潤「バッ!!別ににやけてねーよ!!」

雅「あひゃひゃ(笑)」

「雅にぃー?智にぃに、早く元気になってねって言っといてー」

雅「いいよー♪」

雅にぃもにやついるけど…言わないでおこう(笑)