*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い２ (ページ26)

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風邪 10 ページ26

智side

智「お～い雅紀、和～。起きてぇ」

和「んぅ……今、何時?ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯ」

智「もう、20時だよ?」

和「えっ?!
………あれ?僕、何でここに?」

僕が連れてきたんだよ……(笑)

意識朦朧としてて覚えてないんだろうけど……
大変だったんだよ?(笑)

和「………ごめん」

智「別に怒ってないよ(笑)
ご飯出来たからリビング行ってくれる?
僕は雅紀を起こしてから行くから」

分かったっと言い和室を出て行った和

そんなに強く言ったつもりはないんだけどな～

謝るほど怖かったのかな?

智「ま～さき♪起きて」

体をユラユラ揺らすと閉じていた目が薄く開いた

雅「さとに?どうした?」

智「ご飯だって、一緒に行こ」

一人じゃ立てなさそうな雅紀を立たせて
背中を撫でてやりながらリビングへ

翔「お先に食べてるよ」

もう、食べ始めていたみんなの後に続き
僕と雅紀も食べ始めた

・

・

「あ～、おいしかった～。ありがと潤にぃ」

潤「どういたしまして^^」

智「みんなもう一度熱計ろうか^^」

家には体温計は人数分あるからみんなでいっせいに計った

まず、先に鳴ったのは僕と潤の

僕は37.0とほぼ治っていて
潤は36.7と平熱だった

問題は、翔と雅紀と和

Aに至っては熱を計ってくれない

翔は37.7
雅紀は38.6
和は38.8

翔は、明日になれば治るだろうけど……
雅紀と和は…もう少し時間がかかるかな

潤「A～、痛いのないから…ね?計ろうよ」

智「薬箱に風邪薬入ってると思うから3人はそれ飲んで早く寝ちゃいな。
あとは、僕たちが何とかしとくから」

そう言うと3人はよろしくっと言って出て行った

潤「智にぃーヘルプ!!」

まだ、計れてないのか～
僕も寝たいんだけどな……

智「A、にぃがおててｷﾞｭｯってしてあげるからね～、怖くないよ」

そう言って手を握ると、大人しく計らせてくれた

えーっと……37.2

これなら、明日にはよくなるんじゃない?

潤「うん、大丈夫そうだね
智にぃも寝たいでしょ?早く布団入ろう」

そう言って僕とAの分の薬を持ってきてくれた

智「おやすみ」

と一声かけ眠った

次の日、予想通り僕とAと翔は元気になっていて、僕と潤は出勤

大事をとってAと翔は休んだ

雅紀と和はまだ熱があり寝込んでいたけど
翌日にはすっかりよくなっていた

兄妹全員が風邪にかかるとほんと大変……
今回改めて分かったよ(笑)