*ARS*お医者さんのにぃは病院嫌い２ (ページ22)

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風邪 6 ページ22

智side

昼頃から頭痛が激しくなり仕事をしている余裕がなかったので医局長に相談し早退することに決めた

本当は、早退なんてしたくないけど………

しょうがないか……

自分の体調管理が悪いんだし

なんとか、家まで着き何も言わず部屋へ

そのまま眠りについた

・

今何時だろ……

19時?!

この時間だとみんな帰って来てるよね

起き上がると少し頭痛がするくらいで昼頃よりはましになっていた

智「……ん?」

額に手を伸ばすと冷えピタが……

誰がつけてくれたんだろう……

何か嫌な予感しかしないんだけど…

部屋を出てまずはリビングへ

いつもなら夕飯を食べていて賑やかなリビングには誰もいなく、ソファーには顔を真っ赤にさせた潤が横たわっていた

智「潤?大丈夫か?」

潤「んっ……ｹﾞﾎｯｹﾞﾎｯだい…じょ、ぶ」

智「嘘つかないの(笑)熱は?
んー、これ39度近いんじゃない?」

潤のおでこを触ると熱さが手全体に伝わってきた

潤「あ、れ?雅にぃは?」

智「雅紀?いないけど…雅紀がどうしたの?」

潤「さっきまで俺と……一緒に寝てた」

智「そっか
それじゃあ僕が様子みてくるね

潤もさ、そんなとこで寝てたら風邪悪化するよ?
部屋行こうよ。僕が手伝うからさ」

そう言って手を差し伸べると素直にその手を掴んでくれた

潤「……って…」

智「ん?どこが痛いの?」

潤「頭……」

多分熱が高いせいだろう

一応冷えピタを6枚持って二階に上がることにした

潤の部屋につくとベッドに寝かせ持ってきた冷えピタを貼りお腹をトントンしてたらいつの間にかきれいな寝息をたてて眠った潤

次は、雅紀の部屋か……

そう思って雅紀の部屋に来たが誰もいなかった

布団だけがなくなってたけど……誰かの部屋かな

智「しょぉ?入るよ」

翔「さと、に?どうしたの?」

智「様子みにきただけ^^」

翔「そう、なんだ……
あ、和すごく具合悪そうだったけど……大丈夫かな?」

智「僕が診とくからゆっくり休んでね」

そう言って冷えピタを貼り替えると和の部屋へ

智「え?!雅紀?大丈夫か!?」

こりゃ、凄いな……

この部屋体温計置いてあるかな?

辺りを見回すとデスクの上にあった

手に取り雅紀の脇に

その間に和も診ないと……

和も、39度越えだな……

ﾋﾟﾋﾟｯﾋﾟﾋﾟｯ

見てみると39.8

あーあ、やっぱり高熱だな～

医者である僕と弟たちは全員風邪を引いちゃったみたいだね^^;